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ホモ・デウス(上)
著者
ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之(訳)
出版社
河出書房新社
定価
2052円
出版日
2018-09-30
評価(5点 満点中)
総 合
4.5
明瞭性
4.5
革新性
5
応用性
4
第<未入稿です>回 | 本の要約サイト『flier』 powered by éditeur

注目の書籍レビュー『ホモ・デウス(上)』

人気のビジネス書、話題の書籍に書かれていることとは? 本の要約サイト『flier』から、注目の1冊のレビューをお届けします。

『ヨハネの黙示録』に登場する四騎士をご存知だろうか。キリストが解く7つの封印のうち、はじめの4つの封印が解かれたときに現れるとされている。解釈は時代や教派によってさまざまだが、第一の騎士が支配を、第二の騎士が戦争を、第三の騎士が飢饉を、第四の騎士が(疫病や獣による)死を表すというのが一般的な見方だろう。いずれにせよ人類が直面する災厄の象徴というわけだ。
だが現代を生きる私たちは、この四騎士を徐々にではあるが撃退しつつある。しかも撃退するだけでは飽き足らず、みずからが神のような存在になること、すなわちホモ・サピエンスからホモ・デウス(神のヒト)へのアップグレードを目論んでいる――これが本書の根幹となる主張だ。
まるでSF映画で使い古されたテーマのようじゃないか、と侮るなかれ。上巻を読むだけでも、これがけっして荒唐無稽な主張でないことがわかる。著者の予測は相当なリアリティをもっており、読み終えた後は別の未来を想像することすら難しく感じてしまうだろう。
世界中でベストセラーとなった『サピエンス全史』が人類の「これまで」を綴ったものなら、本書は人類の「これから」を描いたものだ。かつて自然を崇拝し、神を信仰していた私たちはいま、人間そのものを絶対視している。だがその先に何が待ち受けているのかを知るのは、自然でも神でも、あるいは人間でもないのかもしれない。

(文・『石渡 翔』/本の要約サイト『flier』)

この本の著者

ユヴァル・ノア・ハラリ (Yuval Noah Harari)

1976年生まれのイスラエル人歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。オンライン上の無料講義を行ない、多くの受講者を獲得している。著書『サピエンス全史』(河出書房新社)は世界的ベストセラーとなった。

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『ホモ・デウス(上)』
ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之(訳)
河出書房新社
2052円

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