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第30回 | エディトゥールPRIME

東京は何位?「超富裕層」がもっとも多い都市ランキング

富裕層が多い街というと、国内なら渋谷区松濤や千代田区番町、芦屋市六麓荘町などを思い浮かべるかもしれない。しかし、近年は大手企業に代わって新興企業が台頭し、富裕層が住む場所も都心のタワーマンションなどに移りつつある。事実、今年の公示地価で住宅地の最高額だったのは、それまでの番町ではなく赤坂だった。そして、世界でもいま同じような変化が起きているという。最新版の「超富裕層」がもっとも多い都市ランキングを紹介しよう。

超富裕層がもっとも多く住む都市のトップは香港。ニューヨークは伸び悩んで2位に

かつて富裕層がもっとも多く住む都市はニューヨークだった。ロサンゼルスやサンフランシスコなども多い。つまり「大金持ち=北米」の図式が長く続いていたのである。

しかし、米調査会社ウェルスXが先ごろ発表した富裕層に関する最新調査を見ると、いまやその図式が過去のものとなりつつあることがはっきりとわかる。それによれば、保有資産3000万ドル(約34億円)以上の超富裕層の数が昨年もっとも多かったのは香港。じつに前年比31%も増加しており、その数は約1万人に上る。中国本土も超富裕層が急増している。

その一方、ニューヨークの増加率は7.0%にとどまり、2位に転落してしまった。ロサンゼルスやサンフランシスコなども同様で、いずれも10%前後の微増となっている。超富裕層の人口伸び率に限れば、もはや「アメリカ=世界一のお金持ち」ではなくなっているわけだ。

東京は3位にランクイン。保有資産約34億円以上の「超富裕層」の人数は6800人

超富裕層がもっとも多く住む都市ランキングをもう少し詳しく見てみよう。以下は、超富裕層の人口が多かった都市のベスト10である(2017年、ウェルスX調べ)。

1位 香港(富裕層の数:約1万人、増加率:31.0%)
2位 ニューヨーク(富裕層の数:約9000人、増加率:7.0%)
3位 東京(富裕層の数:約6800人、増加率:11.9%)
4位 ロサンゼルス(富裕層の数:約5300人、増加率:8.6%)
5位 パリ(富裕層の数:約4000人、増加率:17.3%)
6位 ロンドン(富裕層の数:約3800人、増加率:10.1%)
7位 シカゴ(富裕層の数:約3300人、増加率:7.1%)
8位 サンフランシスコ(富裕層の数:約2800人、増加率:10.6%)
9位 ワシントンDC(富裕層の数:約2700人、増加率:7.7%)
10位 大阪(富裕層の数:約2700人、増加率:11.7%)

ご覧のとおり、香港、ニューヨークに次いで3位に入ったのは東京。大阪も10位にランクインしている。日本は国別の超富裕層の数でもアメリカに次ぐ2位だ。しかし、これは日本が成長しているということではない。それがよくわかるのが過去5年間の伸び率である。

躍進するアジア勢。過去5年間の超富裕層の増加率1位は、なんとバングラデシュ!

2012年から2017年にかけて超富裕層の数が急増した国や地域のトップ10は、バングラデシュ(17.3%)、中国(13.4%)、ベトナム(12.7%)、インド(10.7%)、香港(9.3%)、アイルランド(9.1%)、イスラエル(8.6%)、パキスタン(8.4%)、アメリカ(8.1%)。

中国をはじめとするアジア勢の躍進が目につくが、日本の名は上位にない。全体的に、先進国では超富裕層の数が思ったほど伸びていないようだ(データは『フォーブス』調べ)。

ちなみに、全世界における超富裕層の数は2016年から13%増のおよそ26万人。この約26万人の大金持ちが保有する総資産は、計31兆5000億ドルに上るという。

Text by Kiyoshi Nanamori
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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