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第40回 | 話題のハリウッド女優をスクープ!

マドンナが嫉妬? 女優としても成功したレディー・ガガ

レディー・ガガが2008年にアルバム『The Fame』でデビューしたとき、これほどのスーパースターになると誰が想像できただろうか。とりわけLGBTからの圧倒的な支持、ポップアイコンとしての存在感は、彼女のロールモデルというべきマドンナと双璧をなすほどである。しかし、ガガとマドンナが唯一違うのは、彼女が女優としても成功を収めたこと。初主演映画の『アリー/スター誕生』が各方面から絶賛されているのだ。

女優としても高評価。『アリー/スター誕生』でオスカー候補に浮上したレディー・ガガ

彼女の音楽を熱心に聴いているかどうかはともかく、「レディー・ガガ」の名を知らぬ者は少ないに違いない。2010年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで披露した生肉ドレスを筆頭に、人々の度肝を抜く奇抜なファッションでも有名なスーパースターだ。

そのガガが「女優」として評価を高めている。初主演した映画『アリー/スター誕生』の力強く繊細な演技が批評家から絶賛され、早くもオスカー候補に浮上しているのだ。

『アリー/スター誕生』は、過去数回にわたって製作された映画『スタア誕生』を現代的に甦らせたリメイク作だ。当初は監督にクリント・イーストウッド、主演はビヨンセで企画されたが、ビヨンセの妊娠によってプロジェクトが延期。やがてイーストウッドが信頼を置くブラッドリー・クーパーが出演と同時に初監督をつとめることになり、主演にはガガが抜擢された。『アリー/スター誕生』は、今年12月に日本でも公開される。

ストーリーライン自体は従来の『スタア誕生』と同じだ。バーで働きながら歌を披露しているアリーは、歌手を目指しているが、なかなか芽が出ない。ある日、ブラッドリー・クーパー演じる世界的シンガーに見出され、そこからスターへの階段を駆け上がっていく。

不遇な毎日でも夢をあきらめずに歌手を目指すという物語は、そのままガガの半生と重なる。それだけに、その演技にはリアルな説得力があり、観客の心を揺さぶるのだ。

女優としての成功はマドンナもはたせなかったこと。ガガの第二の黄金期が始まる?

女性アーティストが役者に挑んだ例は過去に無数にあった。もっとも成功したのはホイットニー・ヒューストン主演の『ボディガード』(1992年)だろう。アーティストの半生と重なる作品としては、ビヨンセ主演の『ドリームガールズ』(2006年)がある。

しかしガガの場合、演技力への評価も高いのだ。たとえば、独特の存在感を発揮したのが2015年に放送されたドラマシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル』。この作品によってゴールデン・グローブ女優賞にもノミネートされた。女優としての成功は、彼女が比較されがちなマドンナもはたせなかったことだ。少なくとも現時点では。

『アリー/スター誕生』は音楽面でも高く評価され、ガガ自身が手がけた劇中歌『Shallow』などを収録したサントラ盤はビルボード・チャートの1位を記録した。アーティストとしてのガガは昨年、全身の広範囲に激しい痛みが起きる線維筋痛症からツアーを延期し、第一線から遠ざかっていたが、本作によって鮮烈なカムバックを飾ったかたちだ。

私生活では、以前から交際が噂されていたタレントエージェントのクリスチャン・カリーノと婚約したことも明らかになった。「女優」という新たな肩書を手に入れたことで、レディー・ガガは第二の黄金期を迎えようとしているのかもしれない。

Text by Kiyoshiro Somari
Photo by (C) PA
Photos/amanaimages(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
『アリー/スター誕生』公式トレイラームービー

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