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第5回 | モテるためのAGA。運命を変える男たちへ

AGAを自分ケア──薄毛に効くシャンプーの選び方・洗い方

薄毛や抜け毛の悩みを抱えたミドルエイジは、育毛剤やAGA治療薬に頼りがちだ。もちろんそれは間違いではない。しかし、毎日行うシャンプーにもAGAを防ぐカギが隠されているかもしれない。そこでシャンプーの選び方、洗い方、そして髪の乾かし方などのホームケアについて「カラダの内側から髪を元気にするラボ」所長の辻敦哉さんに聞いた。
今回のアドバイザー
辻敦哉
ヘッドスパ専門店 「PULA」代表
美容業界を経て2011年4月にヘッドスパ専門店「PULA」をオープン。現在は全国のヘッドスパ専門店をプロデュースしながら「カラダの内側から髪を元気にするラボ」を設立し、脱毛症の人の発毛のために研究と技術提供を続けている。著書に『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(アスコム)など。

シャンプーはAGA対策の基本。「入浴のついで」ではなく「本気で」取り組むべし

ミドルエイジの男性のなかには、シャンプーを「入浴のついでに行うもの」と考え、さほど重視していない人もいるかもしれない。しかし、辻さんは「AGA(男性ホルモン型脱毛症)対策においてシャンプーは欠かせないもの」と話す。

「薄毛や脱毛はシャンプー次第で改善する可能性があります。正しい方法でシャンプーをすれば、髪の毛が生える土台となる頭皮の環境を整え、血行を促進させ、育毛に必要な栄養が毛根の隅々にまで行き渡るのを助ける働きが期待できるのです」(辻さん、以下同)

日々行うシャンプーがAGAに効くなら、「ついで」ではなく「本気で」取り組む必要がある。そこで知っておく必要があるのがシャンプーの選び方、洗い方、乾かし方だ。

薄毛や脱毛に効くのは「石油系シャンプー」と「アミノ酸系シャンプー」のどっち?

市販のシャンプーは、大きく分けると石油系シャンプー(高級アルコール)とアミノ酸系シャンプーの2つがある。辻さんは「アミノ酸系シャンプーがおすすめ」という。

「人間の体や髪は、おもに水分とタンパク質で構成されています。このうちタンパク質はアミノ酸が結合したもの。つまり、アミノ酸系シャンプーは、私たちの体に親和性の高い成分で作られているわけです。そのため低刺激で、頭皮との相性がとてもいいのが特徴です。また、一定の洗浄力がありながら、保湿力にも優れています」

一方、ドラッグストアなどで多く見られる石油系シャンプーは洗浄力が非常に強い。そう聞くと良さそうに思えるが、洗浄力が強いと皮脂を必要以上に取り除いてしまうのだ。

「肌に本来必要な皮脂まで取り除いてしまうと、頭皮はよけいに皮脂を分泌しなければならならなくなります。それを『自分の頭皮は脂っぽい』と勘違いし、洗浄力が強すぎる石油系シャンプーを使って洗い落とそうとするから、また皮脂が過剰に分泌されてしまう。このような悪循環に陥り、頭皮環境を悪くしているミドルエイジが多いのです」

乾かさないと雑菌が繁殖すると思いきや…AGAの人はドライヤーの使用に要注意!

シャンプー選びの次に気をつけたいのは洗い方だ。指先を立ててゴシゴシ洗っている人が多いかもしれないが、洗いムラを防ぎ、なおかつ頭皮の血行をよくするには「手のひらを使って洗うべき」と辻さんはアドバイスする。

「手のひらを使い、頭皮の筋肉を重力に逆らうように優しく揉み上げるイメージでマッサージをしてください。そうすることで、頭皮がやわらかくなって毛細血管が広がり、毛根に十分な栄養が届きます。AGA治療薬にも細くなった血管を拡張する成分が含まれていますから、マッサージをするように洗うことは、AGA対策に有効なのです」

シャンプーする際の水温は37度から39度。皮脂を洗い落とそうと、つい水温を高温にしてしまいがちだが、必要な皮脂まで洗い落とさないためには水温にも注意したい。

意外なのは、シャンプー後の髪の乾かし方だ。辻さんは「基本的にドライヤーの使用はおすすめしない」という。

「ドライヤーの熱風は、一般的に5cm離れた距離で100度から110度の高温になるように設定されています。これほどの熱風を頭皮に直接当ててしまうと、どうしても頭皮が乾燥してしまい、フケ、抜け毛、炎症の原因となるのです」

とはいえ、髪を濡らしたままにしていると、頭皮に雑菌が繁殖してしまいそうだ。

「頭皮に雑菌が増えるのは、濡れた髪のままベッドで横になった場合です。タオルドライ後、そのまま放置しておけば、短髪の男性なら15分もすれば自然に乾きます。自然乾燥であっても、髪が乾いてから眠れば雑菌が繁殖する心配はありません」

善玉菌を守れ。薄毛の人に「塩素除去機能付きのシャワーヘッド」が必要な理由とは

注意しなければならないのは、シャワーを浴びるときのお湯に含まれる「塩素」だ。

「塩素には殺菌作用があります。塩素の入ったお湯(水道水)で毎日シャンプーをしていると、当然ながら頭皮に住む常在菌を殺してしまうことになります。頭皮にいる多くの常在菌は、育毛にとって必要な『善玉菌』。育毛のためには頭皮環境を整えてあげることが必要で、そのためには善玉菌を殺す塩素の除去がとても重要になるのです」

それならシャワーもできないのでは、と思うかもしれないが、心配はいらない。ホームセンターなどに行けば塩素除去機能付きのシャワーヘッドを購入可能で、取り付け工事も必要ない。正しいシャンプーとともに、これも今すぐ実践できるAGA対策なのだ。

最後にアドバイザーからひと言

「インターネットの発達により、誰もが簡単に育毛に関する情報が得られるようになっていますが、専門家にすれば首を傾げたくなるような内容のものもあります。まずは信頼できる情報をしっかりと精査し、セルフケアに活かしてください」

Text by Yoshiaki Murata(Seidansha)
Edit by Miki Ohnuki(Seidansha)

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