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第9回 | 痩せる!ランニングダイエットで効果を出すコツ

未舗装の山道を走る「トレイルレース」で、自分の中の野生が目覚める

自然を感じながら未舗装の山道を走る「トレイルランニング」。初心者から上級者まで楽しむことのできるスポーツだが、トレイルランニングに慣れてきた頃に気になってくるのが「トレイルレース」ではないだろうか。大勢のランナー達と肩を並べて走るトレイルレースの楽しみ方について、TRACK TOKYOランニングクラブ代表の小田卓矢さんに教えていただこう。
今回のアドバイザー
小田 卓矢
ランニングクラブ TRACK TOKYO代表
登山歴14年。日本百名山20山登頂、今まで登った山で一番印象に残ってる山はジャンダルム。トレランは歴7年。UTMB、アンドラウルトラトレイル、イストリア100など、100マイルレースを主に出場。

デビューに適したレースは? トレイルレースのタイプいろいろ

初心者トレイルランナーにとって、レースデビューは緊張の時。どのように大会を選べばよいのだろう?

小田さん「個人でのトレイルランニングに慣れた頃には、大会への出場を考えてみるのも良いでしょうしかし、ひと口に『大会』といってもそのタイプは多岐に渡ります。

・標高2000m以上のトレイルを走る【スカイランニング】
・急勾配の斜面を登る【バーティカル】
・急勾配の斜面を下る【ダウンヒル】
・砂漠を走る【砂漠レース】
・舗装されていない草原などを長距離走る【クロスカントリー】
・いくつかの山の山頂を尾根に沿って走る【山脈縦走マラソン】

どれも自然を感じられる魅力的なレースですが、中には上級者にとっても難易度が高いものもあるので注意が必要です。

初心者の方は、

・距離25km以下
・累積標高800m以下
・平均標高800m以下

を基準として大会を選ぶことをオススメします」

トレイルランナーなら一度は出場したい! オススメレース3つ

初心者に適したレースでデビューを果たしたら、有名どころのレースで絶景を楽しみたいところ。各地で開催されるレースの中で、特に人気のあるレースを小田さんに紹介してもらった。

小田さん「数あるレースの中でも、私がオススメしたい国内レースは次の3つです。

【富士忍野高原トレイルレース】
山梨県。6月開催。富士山を眺めながら爽快に走れます。36km、24km、14kmと3つのカテゴリーがあるので、初心者から中級者まで楽しめます。

【戸隠マウンテントレイル】
長野県。6月開催。北アルプスの戸隠連峰に飛び込んでいくような、ダイナミックな景観を楽しめます。距離は20km、10kmと短めなため、初心者の方も安心して参加できます。

【白馬国際トレイルラン】
長野県。9月開催。白馬の雄大な自然を巡ります。50km、35km、20kmと幅広いカテゴリーがあるため、毎年参加しても飽きないレースです。

国内のレースでは物足りなくなってきたら、海外のレースにもひ目を向けてみてください。ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブランを走り抜ける「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」や、フランスとスペインの国境に位置するアンドラ公国でピレネー山脈を巡る「アンドラウルトラトレイル」、クロアチアのイストリア半島を横断する「イストリア100」などは、トレイルランナーなら一度は出場すべき素晴らしい魅力があるレースです」

競う<寄り添う。人との絆を感じられるトレイルレースの魅力

レースと聞くと「誰よりも早く走ること」が目的のような印象を持つ。しかし、「トレイルレースにおいて順位は重要ではない」と小田さんは語る。

小田さん「フルマラソンの大会がストイックにタイムや順位を競うのに対し、トレイルレースは『他のランナーと共にゴールを目指す』という気持ちが自然と芽生えるような、温かみのあるものが多いように感じます。

トレイルレース中には、見ず知らずのランナーと声を掛け合ったり、会話を楽しんだり、体調をねぎらったりする光景があちらこちらで見られます。自然と人の力に触れる。それこそが、トレイルレースの一番の魅力だと思います」

大自然の中で会話を楽しみながら走る。日頃から熾烈な競争社会で戦っている40代男性に必要なのは、そんなひとときなのかもしれない。疲れた心と体を健康にしたいと考えている人は、トレイルレースへの参加を検討してみてはどうだろう。

最後にアドバイザーからひと言

小田さん「コミュニケーションはトレイルレースの大きな魅力ですが、一人で黙々と進む方がいいという人でももちろんレースは楽しめます。自分なりの楽しみ方を見つけてください」

Text by Takumi Arisugawa

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