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第5回 | 男のモテ美容最前線。歯ケアからプチ整形まで

テカリ肌は改善できる──ミドル男のオイルコントロール

「顔のテカリ」はモテたいミドルエイジ男性の大敵だ。顔が脂ぎっていると、周囲に不潔な印象を与えてしまうだけでなく、ニキビや皮膚炎など肌トラブルにもつながりかねない。さわやかで清潔感のある男でありたいなら、肌のオイルコントロールは必須のケアとなる。今日からオイルコントロールに取り組むために、テカリ対策を赤須医院院長の赤須玲子先生に聞いた。
今回のアドバイザー
赤須玲子
皮膚科クリニック赤須医院 院長
皮膚科専門医、医学博士、日本美容皮膚科学会員。確かな臨床経験と美容に精通したきめ細かな診察で多くの女性患者を集める。担当はしみ、しわ、にきび、ほくろ除去など。著書に『2週間でつるつる美肌になる本』(マキノ出版)がある。

テカリは「皮脂の過剰分泌」が原因。40代になると男の顔が脂ぎってくる理由とは?

顔がテカる原因は「皮脂」にある。皮脂は、「皮脂腺」というところで作られ、毛穴を通じて皮膚の表面に排出されるという。赤須先生は「皮脂が過剰に作られると肌が脂ぎった状態になったり、毛穴が詰まってニキビができやすくなる」と指摘する。

「皮脂の過剰分泌には、食生活の乱れや日々のストレス、紫外線などの生活環境が大きく関係しています。季節的には高温、多湿の夏の時期に皮脂が多く分泌されます。女性に比べて男性に皮脂が多いのは、アンドロゲンやテストステロンというホルモンが体内で多く分泌されるためで、これらが皮脂腺を活発化させ、たくさんの皮脂を作るのです」(赤須先生、以下同)

「皮脂腺の数や働きは遺伝しますので、親がオイリー肌だと子供もオイリー肌になりやすく、皮脂のニオイやニキビに悩まされやすいのです」と赤須先生は話す。

「皮脂の分泌量は思春期のころに増していき、男女とも20〜40代にピークを迎えます。それ以降は徐々に減少していくのですが、男性は女性に比べて皮脂の分泌量の減少がゆるやかです。そのため、40代後半になっても顔のテカリが目立つ男性が多いのです」

皮脂が必ずしも悪いというわけではない。汗と一緒になって皮膚表面を覆う「皮脂膜」となり、肌を乾燥から守ったり、外からの異物の侵入を防ぐ働きがあるという。

「つまり、肌を健康に保つためには皮脂は必要なものなのです」

顔のテカリを抑える洗顔法のポイントは「洗顔料を泡立てる」「ぬるま湯で洗う」

赤須先生によれば「日々の洗顔が不十分だと、余分な皮脂による皮膚炎(脂漏性皮膚炎)を引き起こす危険性がある」という。では、正しい洗顔とはどのようなやり方なのか。

「まず1日2 回、水でなくぬるま湯で洗顔してください。洗顔料は固形石けんでもかまいませんが、石けんによっては過剰に皮脂を取り除いてしまうため、肌が乾燥に傾く場合があります。敏感肌の人は『脱脂力』の強いものは避けた方が良いでしょう。顔を洗う順番は、皮脂の多い額から鼻、あごにかけての『Tゾーン』からしっかりと洗ってください。石けんは良く泡立て、すすぎ残しにも気を付けるようにしましょう。洗顔後は吸水性の良いタオルで軽く拭き取るようにしてください。タオルでゴシゴシとこするのはNG。その後、化粧水で水分を補うのは良いですが、保湿力の高い乳液やクリームをつけるのは、避けるようにしてください」

さらにもうひとつ、洗顔のほかに重要なポイントとなるのが「食生活の改善」だという。

「皮脂分泌を抑える働きのある栄養素は、ビタミンB2やB6などのビタミン類。ビタミンB2はレバーやチーズ、卵、牛乳、ビタミンB6は魚やとうもろこしに多く含まれています。顔のテカリを抑えたいのなら、これらの食材を積極的に摂るように心がけてください。逆に、揚げ物などの脂肪分が多い食事、糖質過多な食事は、皮脂の分泌を促してテカリを悪化させる原因になるので、なるべく摂らないよう心がけましょう。もちろん、暴飲暴食はNGです」

「睡眠不足」「働きすぎ」「日常のストレス」もミドル男の顔をテカらせるNG習慣

繰り返すが、ミドル男の顔をオイリーにする要因は多岐にわたる。赤須先生は、顔のテカリに悩まされているミドル男たちへ向けてこうアドバイスする。

「睡眠不足や過労、精神的な緊張といった日常のストレスは、男性ホルモンを多く分泌させて皮脂の過剰分泌を引き起こします。働き盛りの40代男性は、肌のためにももう少し睡眠や休息を意識的にとる必要があるかもしれません。また、紫外線照射も皮脂腺の働きを活発化させるので、強い紫外線を避けるか、日焼け止めを塗ることを習慣づけると良いでしょう」

最後にアドバイザーからひと言

「顔のテカリを改善させるためには、まず生活習慣を見直すことが第一。仕事上のストレスを減らすのは難しいかもしれませんが、食生活は今日から変えることができます!」

Text by Yurie Matsumoto(Seidansha)
Edit by Miki Ohnuki(Seidansha)

取材協力
赤須医院

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