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第19回 | エディトゥールPRIME

綾瀬はるかと白石麻衣。「CM女王」をめぐる注目ポイント

「CM女王」という言葉が生まれたのはいつごろだろうか。正確にはわからないが、ニホンモニターがタレントの「CM起用社数ランキング」を集計し始めたのが1990年なので、おそらく90年代前半のことだと思われる。当時CM本数が多かったのは、宮沢りえ、観月ありさ、牧瀬里穂、鈴木杏樹、安室奈美恵、飯島直子といった女性タレントたち。共通するのは、「誰もがその名を知る女優やアーティスト」「時代にマッチした旬の女性」であることだ。そして今、この条件にピッタリと合致するのが綾瀬はるかと乃木坂46の白石麻衣である。

2018年上半期の女性タレントCM起用社数ランキング=契約社数は白石麻衣がトップ

「CM女王」を決める指標には、大きくわけてCMの出稿状況(契約する企業の数)、CMの出稿量(放送される回数)の2つがある。集計は、ニホンモニター、エム・データ、ビデオリサーチなどがそれぞれ行い、年ごとに上半期・下半期のランキングとして発表される。

それによれば、2018年上半期(1月〜6月)の「女性タレントCM起用社数ランキング」のトップ5は次のとおり(ニホンモニター調べ)。

1位 白石麻衣(乃木坂46)/14社
2位 広瀬すず/13社
3位 有村架純/12社
4位 綾瀬はるか、川栄李奈、ローラ、渡辺直美/11社
5位 西野七瀬(乃木坂46)、吉田羊/10社

トップは白石麻衣。驚いたことに彼女は昨年までランク外だった。つまり今年からCMが激増し、広瀬すず、有村架純などを一気にごぼう抜きしたのである(下の写真は広瀬すず)

(C) Leopalace21 Corporation

2018年上半期の女性タレントCM放送回数ランキング=露出量は綾瀬はるかがトップ

では、もうひとつのCM放送回数ランキングではどうか。2018年上半期(1月〜6月)の「女性タレントCM放送回数ランキング」のトップ5は次のとおりだ(エム・データ調べ)。

1位 綾瀬はるか/7543回、128640秒
2位 上戸彩/7445回、122070秒
3位 広瀬すず/5329回、88980秒
4位 土屋太鳳/5213回、88740秒
5位 有村架純/5091回、88350秒

ご覧のように、こちらは綾瀬はるかがトップ。契約する企業の数ではやや劣ったが、放送回数という尺度では女性タレント屈指の露出量を誇っているわけだ(下の写真は有村架純)。

(C) CITIZEN WATCH CO., LTD.

CM女王は栄枯盛衰の縮図。白石麻衣は今後も今の人気を維持することができるのか?

こうして見ると、今もっとも勢いのある旬の女性タレントが白石麻衣、もっとも露出が多く国民的な知名度を誇るのが綾瀬はるかといえそうだ。特に綾瀬はるかの場合、CMの契約社数、放送回数ともにずっとトップクラスであり続けている。

CMの世界というのはじつにシビアで、一時的にもてはやされても数年後にそっと姿を消してしまうタレントがじつに多いのだ。CM女王の歴史は、栄枯盛衰の縮図でもある。

白石麻衣はこの先も今の人気を維持できるのか、そして広瀬すずや有村架純は綾瀬はるかのような息の長いCM女王になれるのか。そのへんが今後の注目ポイントとなりそうだ。

Text by Dan Oshio
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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