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第16回 | エディトゥールPRIME

1位はあの会社。世界で最も信頼できる企業ランキング

「信頼できる」という評価は企業にとって極めて重要となる。信頼度の高さはユーザーの購買意欲につながり、優秀な人材も確保しやすくなるからだ。逆に信頼度が低いと売り上げは伸び悩むことになる。この「信頼できる」という指標で『フォーブス』が選ぶのが「世界で最も信頼できる企業ランキング」だ。2018年版のランキングを紹介しよう。

世界の有力企業2000社を対象に信頼性や製品などを調査したランキング

世界で最も信頼できる企業ランキングは、「信頼性」「社会的活動」「雇用主としての態度」「製品・サービス」などの指標によって評価される。

対象となるのは、やはり『フォーブス』が毎年発表している「世界の有力企業2000社ランキング(グローバル2000)」にランクインした企業。これは、金融関連情報を提供するファクトセット・リサーチ・システムズ社のデータをもとに、各国企業の売上高、利益、保有資産、時価総額を調査して割り出したスコアから上位2000社を発表しているものだ。

この2000社のなかから、ドイツの調査会社スタティスタに協力してもらい、世界60カ国の1万5000人を対象に上記の指標について調査したのがこのランキングである。では、さっそく2018年版「世界で最も信頼できる企業ランキング」を見てみよう。

(C) Nintendo Co., Ltd.

1位はアメリカのウォルト・ディズニー。日本の任天堂とトヨタもトップ20入り

2000社のうち「信頼できる企業」として評価が高かった上位10社は次のとおりだ。

1位 ウォルト・ディズニー(エンターテイメント/アメリカ)
2位 ヒルトン・グループ(ホテル、レストラン/アメリカ)
3位 フェラーリ(自動車/イタリア)
4位 ビザ(クレジットカード/アメリカ)
5位 ペイパル(決済サービス/アメリカ)
6位 ネットフリックス(動画配信/アメリカ)
7位 シーメンス(コングロマリット/ドイツ)
8位 アマゾン・ドット・コム(ECサイト/アメリカ)
9位 マリオット・インターナショナル(ホテル、レストラン/アメリカ)
10位 マスターカード(クレジットカード/アメリカ)

ご覧のように、フェラーリとシーメンスを除く8社がアメリカの企業だ。しかし、これに続く11位には任天堂が入り、12位もトヨタ。国別で見ると、アメリカが61位と最も多く、日本は32社で2位。以下、中国(19社)、フランス(13社)、ドイツ(11社)と続く。

(C) Ferrari S.p.A.

もはやブランド力に頼っているだけでは企業は消費者の信頼を得られない

こうしたランキングを発表しているのは『フォーブス』だけではなく、米調査企業レピュテーション・インスティテュートも消費者23万人に「商品・サービス」「職場環境」「ガバナンス」などを調査して「最も信頼度が高い企業ランキング」を発表している。

それによれば、2018年版の1位はスイスの「ロレックス」。これにアメリカの玩具メーカー「レゴ」、そして「グーグル」が続く。4位に日本のキヤノン、6位にもソニーが入った。こちらでは日本企業の躍進が目立つが、全体的な傾向としては、トップ100企業の「ブランド力」が10年前と比較して大きく落ち込んでいることが挙げられる。

企業を見極めるユーザーの目線は今、かつてないほど厳しい。ブランド力にあぐらをかいているだけの企業は、どんどん順位を下げてしまうかもしれない。

Text by Kiyoshi Nanamori
Photo by (C) Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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