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第21回 | 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう

40代男性の死亡リスクを早期発見! 人間ドックにプラスしたい「肺ドック&心臓ドック」

40代男性の死因TOP3をご存知だろうか? 厚生労働省の平成21年の死因順位では、1位は悪性新生物(がんなど)、2位は自殺、3位は心疾患となっている。また、国立がん研究センターの2016年の調査では、40代男性の死亡数が最多のがんの部位は肺。つまり40代男性は、肺がんと心疾患によって命を落とすリスクが非常に高いのだ。そこで知っておきたいのが、「肺ドック&心臓ドック」。その実態について、さいたまセントラルクリニックの雫石一也院長に教えていただいた。
今回のアドバイザー
雫石一也
医師
横浜市立大学医学部卒業後、横浜市立大学付属病院の放射線部の講師を経て、2013年に医療法人峯昭会 さいたまセントラルクリニックに着任。さいたまセントラルクリニックは、先進的な画像診断機器を備えた画像診断専門クリニック。“生涯、健康でありたい”という願いを叶えるべく、疾病を早期に発見し、迅速に治療に結びつけることに尽力している。

定期健康診断では見つけられない疾患を早期発見&早期治療!

通常の健康診断を受けていれば、大きな病気は発見できる…。そう考える人もいることだろう。しかし、肺や心臓の異常は一般的な健康診断では早期に異常を発見するのが難しい上、放っておくと命に関わるもの。肺ドックや心臓ドックといった専門的な検査を受けることは、大きな安心につながるはずだ。

雫石先生「肺ドックは、主に肺がんや肺気腫などの発見を目的としています。一般的な健診では胸部レントゲン検査が行われますが、早期の肺疾患の検出は難しいことがあるのです。肺ドックでは胸部CT検査というX線を使って胸部の断面を撮影する検査を行ます。また、CT検査と合わせて呼吸機能検査を組み合わせることにより、肺疾患の早期発見、早期治療、重症度の把握などが期待できるのです。

心臓ドックは、心筋梗塞や狭心症、不整脈などの発見に役立ちます。心筋梗塞や狭心症の原因となる動脈硬化についての詳しい検査のほか、冠動脈CT検査や心臓MRI検査といった検査では、心臓に血液を送る血管(冠動脈)の動脈硬化を画像で確認することができるため、心筋梗塞や狭心症のリスクをより早く、詳細に知ることができます」

肺ドック&心臓ドックを受けるべきは、睡眠不足の多忙なビジネスマン

より仔細な体の状況がわかる肺ドックと心臓ドック。どのような人が受けるべきなのか?

雫石先生「仕事が忙しく不規則な生活をされているビジネスパーソン、そして愛煙家の方には、肺ドックと心臓ドックを受けることをおすすめします。

近年『睡眠負債』という言葉が注目を集めましたが、不規則な生活、つまり睡眠負債の蓄積は、動脈硬化を悪化させ心臓疾患のリスク要因となります。

また、喫煙指数は1日の喫煙数(本/日)×喫煙年数で算出されますが、喫煙指数が700を超えると肺がんや肺気腫のリスクが高まるとされています。iQOS(アイコス)などの電子たばこを愛用されている方も、健康へ悪影響が生じるリスクがあるものと考えるべきでしょう。肺がんは年齢とともにリスクが上昇し、近年では非喫煙者の肺がんも増加しておりますので、40代から定期的な受診を心がけていただきたいと考えています」

命の危機を早期発見 その価格は高い? 安い?

多忙なビジネスマンの多くが心当たりのある肺がん&心疾患リスク。ぜひとも肺ドック・心臓ドックを受けたいところだが、気になるのがそのお値段だ。

雫石先生「肺ドックは胸部CT検査、呼吸機能検査や血液検査(肺がん腫瘍マーカー)、喀痰細胞診などを組み合わせた検査です。胸部CT検査は1万円台の価格帯が多いようですが、他の検査を併せると2〜4万円となることが一般的です。

心臓ドックでは心電図検査や心臓超音波検査、血液検査(心筋マーカー)、血圧脈波検査(ABI)を組み合わせた場合、2〜3万円前後が多いようです。より詳しい検査となる冠動脈CT検査もしくは心臓MRI検査を併用すると4〜6万円程度が相場となります」

通常の健康診断に比べればやはり少々値は張るものの、健康には代えられない。心筋梗塞は動脈脈硬化のリスクの低減が、不整脈や肺がんでは早期発見・早期治療が重要となる。肺ドック・心臓ドックは、現在の健康リスクを把握する上で非常に重要な検査となるため、ぜひ定期健診に追加するべきだろう。

最後にアドバイザーからひと言

雫石先生「『病気は他人事』と思っている40代の方はとても多く、肺がんや心疾患が40代の死因の上位にあることはあまり知られていません。しかし、慢心は禁物。肺ドック&心臓ドックで病気を早期発見するよう気をつけましょう」

Text by Takumi Arisugawa

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医療法人 峯昭会 さいたまセントラルクリニック

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