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第3558回 | NOMOOO powered by éditeur

酒屋で見つけたら超ラッキー!今はなき"特級ウイスキー"って何?

ウイスキーの歴史は非常に長く、そして奥深いのが魅力の一つ。日本でも世界とは少し違う、独自のウイスキー文化が育まれています。

過去には「特級ウイスキー」という独自の等級が決められるなど、面白い制度があったのです。今ではなかなか見る機会がありませんが、いったいどんなウイスキーだったのでしょう?

今回は、今では珍しい「特級ウイスキー」がどんなものだったのか、詳しくご紹介していきます。

特級は日本独自の制度!

特級ウイスキーとは何なのかを紐解く上で、知っておかなくてはならないのが「日本の税制」です

酒税が関係していた

ご存知の通り、日本でお酒を販売するためには酒税が必ずかかり、種類によって税率は異なります。

酒税は、アルコール分1度(容量パーセント濃度で1パーセント)以上の飲料に対して課税されます。ちなみに日本酒は、品質レベルにより特級・一級・二級の区分が用いられました。

これにより、高等級の酒ほど高税率を賦課されていたのです。

日本の酒税ルール

ウイスキーには従量税が課せられており、原酒含有率で3つの等級に分け、それぞれの等級に応じた税率となっていました。

この等級制度については1943年から始まり、当時は第3級から第1級に設定されていました。その後2度の変更を経て、1953年に原酒(モルト、グレーン)の配合率により、以下の区分で2級、1級、特級へと変更されます。

2級:10%未満
1級:10%以上20%未満
特級:20%以上

つまり特級ウィスキーとは、この等級制度で「特級」の表記がなされたものとなります。

1989年に廃止された

かつての日本は、国策として焼酎を大衆酒と位置付けている時期があり焼酎は低税率でした。
逆に、ウイスキー、ブランデーなどの洋酒は高級酒とされて高税率がかけられており、洋酒の生産国から非関税障壁であるとの批判が多く巻き起こったのです。

その洋酒の税率は、価格に対して150%または220%とかなりの高税率だったのです!(使い分け方は、大衆的なウイスキーには150%、高級なウイスキーには220%)

さすがにこの高税率では、反発が出るのは致し方ないですよね。

多くの反発を受けつつも、日本の文化を守ろうと必死に抵抗していたのですが、大きな起点となったのは1989年。
1989年4月1日に酒税法改正が行われ、現在のアルコール度数によって税金を定める形式に変更されたのです。

今でも特級は高い人気を誇る!

実は、当時発売されていた「特級」のウイスキーは、現代においてもとても人気があるんです!どのような理由から人気を集めているのか、詳しくみていきましょう。

人気の高さは希少性

人気の秘密はやはり、希少性の高さ
等級制度が廃止されてからすでに30年近く経過しており、中には生産されていない銘柄も多くあるためレア度が高いのです。

また、ウイスキーはワインと同様に熟成されるという性質を持っているため、当時とはまた違った味わいに変化しているものも多数存在します。もちろん、ボトルの形状やキャップの種類によっては、残念ながら品が落ちてしまっているものもあるでしょう。

また、ウィスキーの味だけでなくラベルの個性に惹かれ、コレクションとしても人気が高いものもあるようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

現在、特級ウィスキーを見かけることは少なくなりましたが、老舗の酒屋さんや田舎の方の個人商店などにはお宝的に発売されていることもあるのだそう!

もし見つけたときは、歴史の重みを感じながらじっくり味わってみてくださいね。

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※この記事はグルメ情報サイト「NOMOOO」から提供を受けて掲載しています

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