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第4回 | C・ロナウドは心と体をどう磨いているのか?

C・ロナウドの口腔ケア。運動能力を支える“歯の秘密”

大きなケガをしないアスリートに共通するのは何か。入念な準備、日ごろの鍛錬? もちろんそれもある。しかし、忘れてはいけないのは「歯」だ。テニスのノバク・ジョコビッチ、野球のイチロー、そしてサッカーのクリスティアーノ・ロナウド。彼ら超一流に共通するのは、若いうちに歯科矯正を済ませていることである。全4回でお届けする「C・ロナウドは心と体をどう磨いているのか?」。最後はロナウドのパフォーマンスを支える“歯の秘密”を紹介しよう。

一流になるには歯の手入れが必須。歯科矯正でパフォーマンスを向上させる

新装版『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』(ルイス・ミゲル・ぺレイラ、ファン・イグナシオ・ガジャルド/訳・タカ大丸)では、まえがきからロナウドの歯の手入れが強調されている。訳者のタカ大丸氏は、一流になるには「歯の手入れが必須」と説く。

口腔ケアで健康な歯を守ることは疾病や感染症予防につながる。そればかりか、アスリートは歯の手入れをすることで、パフォーマンスを向上させることも可能となるという。

ロナウドの主治医は、“ドクター・ホワイト”と呼ばれる世界的に有名な歯科医のミゲル・スタンリー氏。ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド入りしたころ、スタンリー氏の指導のもとで金属製の矯正器具を装着していた。この段階で何本かの前臼歯も抜歯している。

ロナウドは今でも就寝時に「インビザライン」を装着して歯のケアをしている

矯正器具の装着には審美的な理由から歯を並べ直すだけではなく、噛み合わせを矯正する意図もあった。顎顔面に不具合があると筋肉の動きに支障をきたし、腰痛や骨格の問題を引き起こす恐れがある。そのため若いうちに噛み合わせの問題を解決しておく必要があるのだ。

ロナウドは歯肉切除術も行っている。歯肉切除術(歯周外科治療)とは、歯の高さを整えるために歯茎の一部を切除する手術のこと。また、歯の再構築と審美的な理由から、ジルコニアクラウン(強度、耐久性、耐食性、耐熱性に優れたセラミック)、ベニア(歯の表面を薄く削り、歯の形をしたセラミック製の板を貼り付ける施術)も導入しているという。

さらに、ロナウドは治療の最終段階で、約5000ドル(約55万円)のインビザラインも取り入れている。インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社によるマウスピース型透明矯正具だ。歯には弾性的記憶があり、放置しておくとすぐに元に戻ってしまう。そこでロナウドは、今でも就寝するときにはインビザラインを装着しているのだという。

ロナウドの100分の1でも真似すれば、あなたも彼の体に近づくことが可能

本シリーズでは、『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』をもとに、ロナウドの基礎を作ったマンU時代のワークアウト、彼の驚異的なスタミナの源となっている有酸素運動、スパを利用した疲労回復の方法、さらに歯の手入れについて紹介してきた。

訳者のタカ大丸氏は、これらのメソッドを実践しても「ロナウドになることはまず不可能」とまえがきに記している。そもそも、ロナウドと同じやり方を実践すること自体が極めて難しいうえに、ミドルエイジ男性の多くも「ロナウドになりたい」とは考えていないだろう。

しかし、もし彼の10分の1、いや100分の1でも真似して実践すれば、あなたもロナウドの体に近づくことができる。運動能力のピークは20代といわれるが、筋肉は40〜50代からでも成長させることが可能だ。けっして「遅すぎる」ということはないのである。

Text by Muscle Kabuta
Photo by (C)Nike, Inc.
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」

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