“マクラーレン”の魅力を堪能できる東京ショールーム
- スーパーカーブランド【マクラーレン】 -

“マクラーレン”の魅力を堪能できる東京ショールーム

長らく「フェラーリvsランボルギーニ」という構図が続いていたスーパーカー界。そこに一石を投じたのが、F1グランプリから生まれたイギリスの“マクラーレン”だ。2012年に「MP4-12C」を発売して以来、650Sや世界限定375台のP1を始めとしたハイパフォーマンスカーを世に送り出し、世界中のスーパーカーファンから高い評価を得ている。このマクラーレンを日本に届ける正規代理店は全国にわずか3店舗。そのうちのひとつが東京・赤坂にある「マクラーレン東京」である。

世界統一コンセプトの空間に並ぶ色鮮やかな各モデル

国道246号線“青山通り”沿いに位置するマクラーレン東京は、世界で35番目のショールームとして2012年6月にオープン。東京の拠点であると同時に、東日本の拠点として各地のオーナーにマクラーレンを届けている。また、赤坂という土地柄、オーナーやオーナー予備軍のほか、古くからのF1ファンや外国人観光客が訪れることも多いという。グレーを基調としたショールームは、床材から照明器具に至るまで、すべてマクラーレンの世界統一コンセプトに基づいたもの。常時、数台のマクラーレンが展示されていて、見る者の心を踊らせてくれる。
もちろん、ここに展示されているのは、すべて実際に販売されている車両である。マクラーレンの各モデルは、内外装の色や素材からオプションのひとつひとつまで、顧客の好みに仕上げていくフルオーダーが基本だが、オーダーから納車まで約6カ月かかる。“自分だけの1台”を待つ時間は楽しいものだが、すぐにマクラーレンのパフォーマンスを味わいたい人のために、こうした“即納車両”を用意しているのだという。

アイルトン・セナがドライブした伝説のマシン

マクラーレン東京が観光客にも注目されるのは、最新のマクラーレンが見られるという理由だけではない。2012年のオープン以来、ショールームにはあるF1マシンがアイコンとして展示されている。

色とりどりのマクラーレン各車が並ぶなか、ショールーム内で異彩を放っているこのマシンは「マクラーレン・ホンダMP4/5」。1989年に故アイルトン・セナがドライブしたマシン、そのものである。マクラーレン・ホンダといえば、全16戦中15戦で勝利を収めた1988年の「MP4/4」が伝説的に語られているが、この「MP4/5」も16戦中10勝を勝ち取った名車だ。

F1史を語る上で欠くことのできないマシン、しかも日本でも絶大な人気を誇っていたアイルトン・セナがドライブしたマシンを間近に見られるとなれば、「一度、訪れてみたい」と思うモータースポーツファンがいることも納得である。
幼いころにフェラーリやランボルギーニに憧れた、いわゆる“スーパーカー世代”にとっては、マクラーレンのロードゴーイングモデルは“新参者”に見えるかもしれない。しかし、第一線のレースの世界からフィードバックされたテクノロジーで作られるモデルのクオリティやパフォーマンスは一級品。もっともベーシックな540Sでも2000万円を超える高価な車であるゆえ、街中で目にする機会は滅多にないが、実物を間近で見ればきっとそのオーラからポテンシャルを肌で感じることができるだろう。

マクラーレンのヘリテージを感じさせてくれるF1マシンや、レーシングカーに限りなく近い設計であることがひと目でわかるローリングシャーシを展示するマクラーレン東京で、その魅力を存分に堪能してほしい。

Text by Muneyoshi Kitani