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第8回 | エディトゥールPRIME

年収1000万円超と1000万円未満の「経歴の違い」とは?

富裕層とは経済力を示すセグメントのひとつ。定義はさまざまで、年収2000万円以上とする考え方もあれば、3000万円以上、あるいは1000万円以上との見方もある。いずれにせよ、年収1000万円超がある種のステータスなのは間違いないだろう。では、「年収1000万円超」と「年収1000万円未満」のミドルエイジの間には、どのような経歴の違いがあるのだろうか。

給与所得者のうち「1000万円超、1500万円未満」が占める割合はわずか3.1%

年収1000万円超の層は日本にどれくらい存在するのか。2016年9月に国税庁が発表した民間給与実態統計調査結果によれば、ひとりあたりの平均年収は422万円。給与階級別の分布を見ると、「300万円超、400万円未満」の層が全体の17.5%を占めており、もっとも多い。

その一方、「1000万円超、1500万円未満」が全体に占める割合は3.1%にすぎない。1000万円超と1000万円未満にはやはり違いがあり、この壁を乗り越えるのは容易ではないようだ。

両者にはどのような経歴の差があるのか。そのひとつのヒントとなりそうなのが、ミドルエイジのための転職サイト、「ミドルの転職」を運営するエン・ジャパンがこの8月に発表した「年収1000万円超ミドルと1000万円未満ミドルの経歴の違い」という調査結果である。

年収1000万円超のミドルは「コンサルティング」「金融」「商社」などに多い

調査は「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタントを対象にアンケートを行ったもの(有効回答は109人)。彼らに両者の経歴の違いについて聞いたところ、73%が「年収1000万円超のミドルは、平均給与額が高い業界でキャリアを積んでいる」と回答したという。

これにわずかな差で続いたのが「外資系企業で実績を出している」(71%)だ。「大手企業に長年勤めている」も、半数以上が「年収1000万円超のミドル」の経歴として挙げている。


それでは、「平均給与額が高い業界」とは具体的にどのような業界を指すのか。年収1000万円超が実現しやすい業界としてもっとも多かったのは「コンサルティング」(62%)。以下、「金融」(60%)、「商社」(55%)、「IT・インターネット」(38%)、「メディカル」(31%)と続く。

まず「なんのために年収1000万円を目指すのか」という目的を明確にすべき

経歴以外でも「1000万円超」と「1000万円未満」には違いが見られる。その代表として多くの転職コンサルタントが指摘しているのが、マネジメントスキルを持っているかどうかだ。

マネジメントスキルとは目標設定能力や部下育成を指す。そのほかにも、「コミュニケーション能力が高く、ロジカルな思考で意思決定が早く、数字に強い」「眼前の課題や目標に対する成果へのこだわりの強さ」「新しい知識や情報を得ることの習慣化」などが挙げられている。

これらの能力は職場だけではなく、自分自身にも発揮すべきものだ。なぜなら、ミドルエイジとは、自分の目的と職場での実績が一致しないと年収が下がっていく世代だからである。

転職コンサルタントたちは、まず「なんのために年収1000万円を目指すのか」という目標を明確にすべきとしている。そしてどこへ行けばその目標が実現できるかを考える。リスクをとって移ったその場所が適していれば、結果として年収の大幅アップに結びつくはずという。

Text by Kiyoshi Nanamori
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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