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第53回 | BMWの最新車デザイン・性能情報をお届け

ホールインワンでBMW i8──ゴルフとクルマの深い関係

未来を感じさせるスタイリング、優れた燃費性能を併せ持つプラグインハイブリッド(PHV)の強力なパワートレイン。ハイブリッドスーパーカーは、EVスーパーカーとともに次世代のスーパースポーツを象徴する存在だ。代表モデルのひとつは2013年に登場した BMW『i8』。価格は『i8クーペ』が2093万円、『i8ロードスター』は2231万円である。その超高価なハイブリッドスーパーカーをたったのひと振りで手に入れてしまったプロゴルファーがいる。

ホールインワンでお値段2231万円のスーパーカー『i8ロードスター』をゲット

1発のショットで2231万円の『i8ロードスター』を手に入れる。そんな出来事が起きたのは、ジャック・ニクラウスが設計したドイツのゴルフコース、グート・ラーヘンホフを舞台にした6月の「BMWインターナショナル」。第2ラウンド、167ヤードの16番ホールでのことだ。

アーロン・ライはイングランド出身の23歳。彼が6番アイアンで放ったショットはそのままカップへと吸い込まれ、見事にホールインワンを達成した。この快挙に対して贈られたのがメタリックオレンジの『i8ロードスター』である。

ゴルファーならご存じのとおり、ゴルフツアーでは優勝者の賞品やホールインワンの副賞に高級車が用意されることが多い。セレモニーではブランドの経営幹部からキーを渡されるのが通例だ。ちなみに、「BMWインターナショナル」では4年前にもホールインワンが生まれていて、やはりイングランドのジェームス・ヒースが『i8クーペ』を獲得している。

高級車ブランドがゴルフツアーやプロゴルファーをスポンサードする理由とは

しかし、そんな大盤振る舞いをして自動車メーカーは大損をしないのだろうか。

ゴルフを嗜む人々には一定以上の経済力を持つ層が多い。また、週末にゴルフコースへ行くときには、ほとんどのプレイヤーがクルマを利用する。そもそもミドルエイジ以上の男性の大半はクルマ好きである。だから高級車ブランドの顧客層とゴルフには親和性があるのだ。

プロゴルファーの世界でも、高級車ブランドとのスポンサー契約はトッププロのステータスとされている。松山英樹はレクサスとスポンサー契約を結び、「LEXUS」のロゴ入りのキャップやウェアを着てプレーしている。女子の上田桃子はアウディだ。

女子の場合、メルセデス・ベンツの「スリーポインテッド・スター」のロゴが入ったウェアを着用する選手も目につく。これはメルセデス・ベンツがLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のオフィシャルパートナーとなっているため。同社はほかにも「マスターズ」「全英オープン」「PGA選手権(全米プロ選手権)」といったメジャー大会のスポンサーとなっている。

高級車ブランドがこれほどゴルフに投資するのは、ブランドの認知度のアップや顧客層へのプロモーションなど、それ以上のリターンが見込めるからと考えるのが妥当なのだ。

「BMWインターナショナル」の賞金総額で『i8ロードスター』が10台買える

とりわけBMWはゴルフに熱心なブランドだ。米PGAツアーの「BMW選手権」、イギリスの「BMW PGA選手権」、中国の「BMWマスターズ」などをスポンサードしている。

毎年6月にドイツで開催される「BMWインターナショナル」もそのひとつ。高額賞金大会としても知られ、その賞金総額はじつに200万ユーロ。日本円に換算すると約2億5329万円に上る(2018年8月12日現在)。つまり、『i8ロードスター』が10台ほど買えてしまうのだ。

そう考えると、ホールインワンの副賞としてクルマを贈る意味があるのだろうか? という気がしないでもないが、いずれにせよ、なんともうらやましい話である。

Text by Kenzo Maya
Photo by (C) BMW AG
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
BMW i8 Roadster オフィシャル動画

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