カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)
- 40男が嗜む逸品 -

新時代の個性派ヒーロー、ベネディクト・カンバーバッジ

映画スターは、大きくふたつのタイプに分けることができる。

ケリー・グラント、ロバート・レッドフォード、トム・クルーズ、ブラッド・ピットといった惚れ惚れするような美しい、二枚目の系譜とローレンス・オリヴィエ、クラーク・ゲイブル、松田優作、ゲイリー・オールドマンといったアクの強い個性派だ。

カンバーバッチは、もちろん後者。

ちょっと爬虫類を思わせる独特ルックスは、美男とはいいがたいが、一度会ったら忘れないインパクトがある。

早口で論理的な話し方は、クールで近寄りがたい印象を与えるが、その分、笑ったときの子供っぽい眼差しは可愛くさえみえる。このあたりのギャップも女心をくすぐる魅力なのだろう。

オスカーパーティでのカンバーバッチ(Benedict Cumberbatch) オスカーパーティでのカンバーバッチ(Benedict Cumberbatch) (c)Dennis Van Tine / Future Image / WENN.com / Zeta Image

カンバーバッチ「想像がつくと思うけど、子供の頃から問題児ではあったね(笑)。おしゃべりで、社交的でひょうきんで、エネルギーが有り余っている子供だったから、親は大変だったと思う。落ち着きがなくて、親にいわれて習ったピアノやトランペット、ドラムとかもまったく続かなかった。母親が女優で舞台美術家でもあったので、僕も結局演技という道に進むことになったのだけれど、この仕事をしていなかったら落ちこぼれていたかもしれないしね」

役者を天職と語るカンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)が手に入れた当たり役シャーロック 役者を天職と語る彼が手に入れた当たり役シャーロック (c)Colin Hutton (c)Hartswood Films 2010 John Rogers (c)Hartswood Films 2010

英国紳士らしくスーツを見事に着こなすセンスをもちながらも、じっとしているのが苦手ならしく、インタビュー中も好奇心いっぱいの子供のように落ち着きがない。 大人の男のなかに潜んでいる少年性を、無意識にアピールできるところがモテル男の所以である。

Text by Atsuko Tatsuta

(C)Andrea Raffin / WENN.com / Zeta Image

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