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第4回 | エディトゥールPRIME

名車「セブン」の魂を腕に。ジョージア発のドライバーズウォッチ

身に着けることで、スポーティな印象が得られるドライバーズウォッチ。そこに、個性際立つ“顔”が加われば、ファッションアイテムとしての注目度も高まろうというもの。そんな欲張りなニーズに応えてくれるのが、このたびリニューアルされたチコリア社の『SEVEN』コレクションだ。伝説のスポーツカーにインスパイアされたデザインはもちろん、ジョージアデザインという出自のユニークさも、レアもの好きには見逃せない逸品となっている。

装甲車まで手掛ける異才デザイナーが、名車『セブン』の魂に迫る

ロータスの創始者であり、F1ドライバーとしても活躍したコーリン・チャップマンが産み出した、軽量スポーツカーの傑作『セブン』。1958年の発売から、73年にはケータハムへ製造販売権が移譲されるなどメーカーの変遷はあったが、現在に至るまで『ニア・セブン』と呼ばれる類型モデルもたびたび登場。世界中で愛され続ける名車であることは、クルマ好きなら誰もが知る事実だろう。

Caterham 7 at Caterhams showroom by Brian Snelson from Hockley, Essex, England

その『セブン』(スーパー・セブン)からインスピレーションを得て生まれたドライバーズウォッチが、チコリア社の『SEVEN』コレクションである。

オーナー兼デザイナーであるズヴィアド・チコリアは、ジョージア出身のインダストリアルデザイナー。ジョージア設計局の国家軍事科学技術センターの主幹デザイナーとして、ジョージア軍初の装甲車Didgoriのデザインを手掛けたほか、エア・ジョージア、ブガッティ、プジョー、ルッソ・バルトなど、幾多のプロダクツにかかわってきた。

チコリア氏と彼がデザインした2006年ルッソ・バルティック・インプレッション

彼が手掛けた腕時計は、『P-47 THUNDERBOLT』をはじめ、歴史的名機とされる自動車、航空機、船舶にインスパイアされたものが中心。今回リニューアルされた『SEVEN』コレクションも、自身が愛してやまないスポーツカーへの敬意をこめてデザインされている。

細部にまで込められた名車へのリスペクト。ムーブメントは信頼のスイス製

やはり目を引くのは、扇形に切り取られたユニークな形状の風防だろう。いうまでもなく、このデザインは『セブン』のフロントグリルをイメージしたもの。サイドに「SEVEN」の刻印があるほか、文字盤の7時の位置には、大きな「7」の蓄光インデックスがあしらわれている。

さらに、リューズとクロノグラフプッシャーの形状は、エンジンから直接持ち出してきたかのような、ヘリカルギアとエンジンバルブそのもの。またケースの裏面は、鏡面加工されたガスキャップをイメージしている。チコリア氏の『セブン』に対する偏愛が伝わる、遊び心のあるデザインといえよう。

ストラップはドライバーズウォッチらしく、パンチングで軽量化されたラリー/レース仕様の本革ベルト。パッケージも、『セブン』のボンネットダクトをイメージした缶ケースが用意されているという念の入れようだ。ちなみに、ムーブメントはスイスRonda社の「5040B」を採用。グルジアンデザインとスイスメイドの品質を兼ね備えたチコリア社の腕時計は、業界でもユニークな存在といえる。

懐かしのオリーブグリーンをはじめ、既存モデルを含め、車体カラーを意識した配色も魅力。今回のリニューアルにより、新色のアシッドグリーンとゴールデンが加わり全6モデル展開となった。

価格は10万円弱とお手頃ながら、しっかりとした主張を放つ『SEVEN』コレクション。身に着ける人の遊び心をも加速させてくれるだろう。

Text by Toshiro Ishii

商品情報
『SEVEN』コレクション
●価格:7万8000円~9万1000円(税抜き)
●ケース:316Lステンレススティール/直径46 mm/厚さ13.6 mm
●ガラス:ドーム型ミネラルガラス
●表示タイプ:アナログ (クロノグラフ/デイト表示)
●ムーブメント:RONDA 5040.B(スイス製クォーツ)
●バンド:牛革(ラリー/レーシングタイプ)
●防水性能:5気圧防水

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