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世界が注目するダイアナ妃の姪──キティ・スペンサー

ロイヤルファミリーとは、いってみればスターのなかのスターだ。とりわけ英国王室はロイヤルファンにとってスペシャルな存在である。だからこそ、ヘンリー王子とメーガン妃の挙式は世界中の注目を集めた。もっとも大人の男性諸兄には、ロイヤルファミリーにそれほど関心がないという人もいるかもしれない。しかし、キティ・スペンサーをひと目見れば、その考えは変わるに違いない。

ロイヤルウエディングで世界が注目したキティ・スペンサーの圧倒的な美しさ

世紀のロイヤルウエディングから3カ月足らず。メーガン妃の一挙手一投足には、今も世界中から暖かくもきびしい目が注がれ続け、同時に彼女を取り巻くイギリス王室の面々にもスポットライトが当てられている。

そのロイヤルファミリーのなかでも、ひと際大きな注目を集めているのが“レディ”キティ・スペンサーだ。

ウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で執り行われたヘンリー王子とメーガン妃の挙式では、ドルチェ&ガッバーナの深いグリーンのドレスに同色のファシネーター、ブルガリのジュエリーというスタイリングで登場し、圧巻の美しさに世界中が息を呑んだ。気品溢れる佇まいは、まさに“名花”と呼びたくなるほどの麗しさなのである。

その美貌を生かしてモデルとしても活動しているが、彼女を知るうえでもっとも重要となるのは血筋だ。じつは、彼女はあのダイアナ妃の姪にあたる(下の写真右)。

(C) PA Photos/amanaimages

キティの叔母は、今は亡き“プリンセス・オブ・ウェールズ”ことダイアナ妃

父のチャールズ・スペンサーは、今は亡き“プリンセス・オブ・ウェールズ”ことダイアナ・フランシス・スペンサーの3つ離れた弟。チャールズは1989年にファッションモデルとして活動していたビクトリア・ロックウッドと結婚し、翌年に生まれたのが長女となるキティ・エレノア・スペンサーである。

92年には双子の妹であるエリザとアメリア、そして94年には弟のルイスが生まれて4人兄弟となり、このころからスペンサー家はロイヤルファンの注目を集めるようになる。そこで家族はパパラッチから逃れるために、南アフリカへと移住。キティはケープタウンで少女時代を過ごすことになるのだ。

しかし、スペンサー家の幸せは長く続かなかった。97年に両親が離婚し、父はイギリスに戻ってしまうが、母と子どもたちは南アフリカにとどまる。だからキティが進んだのはケープタウン大学で、心理学、政治学、英文学を学んだ。

彼女がロイヤルファミリーの一員として公の場にデビューしたのは、2007年に執り行われたダイアナ妃の没後10周年の追悼式でのこと。2年後には、パリのホテル・ドゥ・クリヨンで開催された「ル・バル・デ・デビュタント」で社交界デビューをはたす。

ル・バル・デ・デビュタントは、知性と品格と美貌を兼ね備えた若き令嬢たちが、オートクチュールのドレス姿で社会界にお披露目される舞踏会だ。キティはダイアナ妃も顧客だった英国人デザイナー、ブルース・オールドフィールドのドレスを纏い、デビュタントのなかでもとりわけ大きな注目を集めた。

キティは単に美しいだけではない。フィレンツェで美術史とイタリア語を学び、 さらにリージェント大学ロンドンのヨーロッパビジネススクールに入学。ラグジュアリーブランド経営学の修士号を取得し、経営面からファッション業界にかかわり始めた。

もちろん、モデルとしても有力エージェンシーであるストーム・モデル・マネジメントと契約し、イギリスを代表するファッション雑誌『タトラー』などの表紙を飾っている。彼女の美貌と抜群のスタイルをファッション業界が放っておくはずがないからだ。ちなみに、キティはすでに1歳の時点で、母と一緒に『ハーパーズ・バザ』の表紙に登場している。

16年9月のミラノファッションウィークではドルチェ&ガッバーナのショーに出演し、以降も多くのトップブランドのランウェイを飾った。モデルとして出演していないショーでも、経営側として最前列でショーを見ているキティが目撃されている。

(C) ZUMA Press/amanaimages

キティ・スペンサーとの交際が噂されたクリケット選手とイタリアの不動産王

ヨーロッパの王室は日本の皇室と違い、私生活も華やかだ。キティもロイヤルファミリーゆかりのレディとして、クリケット選手のニック・コンプトン、イタリアの不動産王であり、20歳も年上のニッコロ・バラティエリ・ディ・サン・ピエトロなどと交際が取り沙汰されてきた。

キティの気品のある横顔に、ダイアナ妃の面影を重ねる人は多い。実際、彼女はダイアナ妃と同様に慈善活動に熱心で、イギリスのホームレスの人々をサポートする「センターポイント」の大使をつとめている。また、軍人の家族をサポートする「ギヴ・アス・タイム」の役員も兼ねているという。

生まれ持った高貴な血筋を受け入れつつ、しかしその血に頼らず自らの人生を切り拓いていく。

キティ・スペンサー、さらには彼女を筆頭とするミレニアム世代のロイヤルファミリーによって、イギリス王室は今、新たな時代に突入しつつあるのだ。

Text by Kiyoshiro Somari
Photo by (C) PA Photos/amanaimages(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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