大人のための最新自動車事情/“ワイルド・スピード”スーパーカーの値段は?
- スーパーカーブランド【アストンマーチン】 -

“ワイルド・スピード”スーパーカーの値段は?

迫力のカーアクションで知られる『ワイルド・スピード』。シリーズ初期は、ストリートレースに興じる若者たちの青春ドラマと最新チューンナップ車が前面に押し出された内容だったが、新作ごとにスケールが拡大。第7作目となる『ワイルド・スピード SKY MISSION』では、人気スターが総出演してダイナミックなアクションを展開、シリーズ歴代最高の興行成績を弾き出した。9月2日にはこの最新作のBlu-ray+DVDがリリース。『ワイルド・スピード』シリーズの魅力は熱いドラマと破天荒なアクションだが、スクリーンを飾る“主役”は、次々と登場するレジェンドカーや高級車たち。今回は『ワイルド・スピード SKY MISSION』に登場するクルマを紹介しつつ、実際に買うといくらぐらいするのかをガイドしていこう。

主人公が乗り回す70年代式ダッジ・チャージャー

主人公のドミニク・トレットは伝説的なストリートレーサーで、“マッスル・カー”と呼ばれる1960年代後半~70年代に製作されたパワフルなアメリカ車がお気に入り。本作でも70年式のダッジ・チャージャーを乗り回しているが(下の写真)、このクルマは現存している台数がわずかで、アメリカでの中古車市場でも滅多に出ないというシロモノ。運良く出回っても、その価格も600万円は超えるといわれている。
(C) 2014 Universal Pictures
(C) 2014 Universal Pictures

 

その点、手に入りやすいのは現行発売されているスーパーカーだ。「SKY MISSION」ではシリーズ最強の悪役としてジェイソン・ステイサムが演じるデッカードが登場。彼は元イギリス軍特殊部隊出身という設定なので欧州車を操り、主にマセラティ・ギブリ14年式に搭乗している。映画冒頭でドミニクが乗るプリムス・ロードランナー70年式と正面衝突するシーンが出てくるが、ギブリが13年モデルで1000万円前後、ロードランナーが中古市場価格で4〜500万円ほどなので、このクラッシュだけで1500万円が大破したことになる。

デッカードは、ランボルギーニ・アヴェンタドール「LP700-4」(日本での販売価格は消費税込み3969万円、下の写真)にも乗っているが、最終決戦では04年式のアストンマーチン・「DB9」(新車価格で約2300万円)に搭乗。
真夜中のロサンゼルス市内で展開するこのバトルでは、ドミニクはプリムス・クーダ 72年式(中古市場価格600万〜2000万円ほど)で疾走。相棒のブライアンは日本車のスバル・インプレッサ 「WRX STI GRB 」11年式(新車価格368万5500円)に搭乗している。もちろん、出てくるほとんどのクルマはチューンナップされているので、改造費を加えたらさらに高額になるはずだ。

世界に7台しかないライカン・ハイパースポーツも登場

他にも、ドミニクの仲間たちが乗るクルマや、ちょっとしたシーンにも超高級車が次々と登場するが、本作で最高金額のクルマはドバイのシークエンスで登場するライカン・ハイパースポーツだろう。
ライカンはWモーターズが製造販売しているスーパーカー。搭載エンジンはドイツのRUF社製の水平対向型6気筒ツインターボで、最高出力760馬力、最高速度は395km/hを誇る。内装にはいたる場所に金や宝石が散りばめられていてラグジュアリー性も高く、販売価格は340万ドル(日本円で約4億1300万円)。世界で7台だけの限定生産だが、すでに100件以上のオーダーが入っているので入手は非常に困難だ。映画本編では、このライカンがドバイの超高層ビルの間を飛び移るという超絶アクションが展開される。

世界最高級のカーアクション映画は、登場するクルマも世界最高峰。すでに観たという方も、クルマとその値段に注目して観直すと、また新たな想いを抱くのではないだろうか。

Text by Gen Ohtani(Seidansha)

Photo by (C)Ben_In_london