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第105回 | 大人のための最新自動車事情

A110ピュア──さらに軽いアルピーヌが日本上陸するぞ

ALPINE(アルピーヌ)。正式には「ソシエテ・デ・オートモビル・アルピーヌ・ルノー」と呼ばれたフランスの自動車メーカーである。代表車種はラリーシーンを席巻した名車『A110』。この名門スポーツカーブランドの復活がカルロス・ゴーンによって宣言されたのは2016年2月のこと。それから2年あまり。いよいよ新生『A110』の先行発売モデル「プルミエール・エディション」の日本導入が発表された。文字通り、“満を持して”の日本上陸だが、本国では早くも『A110』のドライビングプレジャーを高めた魅力的な追加モデルが登場している。

日本に上陸した50台の先行発売モデル『A110』はすでに購入の申込みが終了

アルピーヌは、フランス人レーシングドライバーのジャン・レデレによって1956年に設立された名門ブランドである。1960年代には、数々のラリーで活躍した名車『A110』が登場。1973年にルノー傘下となったが、それ以降もWRC(世界ラリー選手権)の初代マニュファクチャラーズチャンピオンに輝くなど、モータスポーツシーンで素晴らしい成績を収めた。

フランスのディエップ工場から送り出されるミッドシップエンジンのピュアスポーツカーを愛してやまないカーガイは多い。しかし、1995年に『A610』の生産が終了して以降、「アルピーヌ」の名を持つモデルは姿を消してしまっていた。だからこそ、アルピーヌ復活のニュースにカーガイは歓喜したのだ。

2017年にお披露目された新生『A110』は、全長4205mm×全幅1800mm×全高1250mmのコンパクトなボディを持ち、印象的な丸型ヘッドライトをはじめ、往時の『A110』の面影を残す。ミッドに搭載された1.8L 4気筒ターボエンジンは最高出力185kW(252ps)を発揮する。

その新生『A110』が日本にも導入されることとなった。2017年に世界限定1955台で発売された「プルミエール・エディション」のうち、50台が日本市場に割り当てられたかたちだ。ただし50台の販売は抽選で、すでに受付は終了している。

しかし、「プルミエール・エディション」が手に入らなくても、落胆する必要はない。本国フランスでは、よりドライビングプレジャーを追求した軽量モデル『A110 pure(ピュア)』、が追加発表されているからだ。

アルピーヌ『A110』の“軽さ”をさらに追求した追加モデルの『A110ピュア』

新生『A110』の最大の特徴は「軽さ」にある。プラットフォームとボディにアルミニウムを採用し、サスペンションもアルミニウム製。また、世界初のパーキングブレーキアクチュエーターが内蔵されたリヤブレーキキャリパーは通常のブレーキキャリパーより約2.5kgも軽く、ワンピースタイプのサベルト製スポーツシートも1脚わずか13.1kgの軽量タイプ。それにより1110kgという車両重量を実現した。

この軽量ボディの前後重量配分は、フロント44%、リヤ56%と、ミッドシップスポーツカーとして理想的なバランスとなっている。

パワートレインは前述の通り、最高出力185kW(252ps)/6000rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm/2000rpm)、を発生する1.8L 4気筒ターボエンジン。ルノー・日産アライアンスが開発した同型エンジンをベースに、アルピーヌがルノー・スポールとともにターボチャージャーや制御系、エキゾーストシステムに手を加えた「アルピーヌ専用エンジン」である。

車両の軽さによってパワーウェイトレシオは4.4kg/psを誇る。トランスミッションは電子制御湿式7速DCTを採用し、アルミパドルで操作するマニュアルモードを備える。

新たに登場した『A110 pure』はこの軽量スポーツカーの軽さをさらに追求したモデルだ。アルミホイールが18インチから17インチに変更され、インテリアはカーボンファイバーで飾られる。その結果、車重は1100kg未満となったという。

パワートレインは「プルミエール・ エディション」と同じ。『A110 pure』に乗るなら、オプションで装着できるスポーツエキゾーストシステムとブレンボ製ブレーキはぜひ選択しておきたい。ボディカラーは「Blanc Irisé(白)」「Bleu abysse(青)」「Gris Tonnerre(グレー)」の3つの新色が設定される。

『A110 pure』を含む『A110』の全ラインナップが2018年末に日本導入予定

アルピーヌはこの軽量モデルについて、「pureは、ドライビングにもっとも重点を置いたA110で、1973年にモンテカルロ・ラリーの上位を独占した当時のA110ベルリネッタに近い」と説明している。

導入時期は未定。しかし、アルピーヌでは「プルミエール・エディション」の発表時に「年末までには新型A110の全ラインナップを導入予定。詳細は秋ごろに発表する」とアナウンスしている。2018年中には、『A110 pure』と同時に本国発表された『A110 Légende(レジャンド)』とともに上陸するだろう。

なお、『A110 pure』の価格はまだアナウンスがないが、「プルミエール・エディション」の価格は790万円と意外なほどリーズナブルになっている。

より純粋なスポーツドライビングが味わえる『A110』の軽量モデル。先行販売モデルの抽選にもれた人も、よりピュアな走りを求める人にも、最適な一台になるのではないだろうか。

Text by Muneyoshi Kitani
Photo by (C) Renault
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
Alpine A110 オフィシャル動画

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