大人のための最新自動車事情/キャンピングカーの常識を打ち破るプリウス『Relax Cabin』
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キャンピングカーの常識を打ち破るプリウス『Relax Cabin』

1997年に世界初のハイブリットカーとして登場し、いまやメジャーブランドとなった「プリウス」。レオナルド・ディカプリオやブラッドレイ・クーパーなど、環境に関心の高い40男のセレブが所有していることでも知られている。そのプリウスを、長野県の「かーいんてりあ高橋」がキャンピングカー仕様にカスタムしたのが『Relax Cabin』。いかなるときも環境への配慮を怠らないスマートな大人の男のためのキャンピングカーである。

強度と軽さを両立させた流線型のキャンピングシェル

まず目を引くのは、流れるようなラインのシェルが覆いかぶさった『Relax Cabin』のフォルム。キャンピングカーではあまり見られない流線型のボディにデザインされている。一方、ベースの構造はそのまま残されているので、車体強度はしっかりと維持。シェルには、FRPというガラス繊維をプラスチックのなかに混合させた軽量で強度の高い素材が用いられ、重量を抑えることに成功している。

高さも立体駐車場などの制限である2m5cm以下で設計されているので、駐車場に入れないといったキャンピングカーにありがちな心配がいらない。また、「プリウス」がベースとなっているため、燃費もお墨付き。リッターあたりおよそ18kmと、他のキャンピングカーと比べてその優位性は圧倒的だ。
車内に目を移すと、シェル上部がベッドとなっており、2人分の就寝スペースが確保されている。さらに、後部座席をフラットにすれば、そこもベッドに。子どもを含めて上下で5人程度が就寝可能なレイアウトだ。シェル上部はガラスサンルーフになっており、寝転びながら満天の星空を眺めることができるので、女性にも喜ばれるだろう。

100v/1500Wの電力を使って男の手料理をふるまう

『Relax Cabin』の最大の魅力は、100v/1500Wの電力を使えることだ。搭載されたコンセントにつなぐことで、車全体が発電機となり、どこでも家電を使うことができる。アウトドアシーンでドライヤーや電子レンジも使用できるのだ。焚き火による豪快なBBQには及ばないにしても、男の手料理をふるまうには十分な電力といえる。オプションとして用意されている小型の冷蔵庫を置けば、キンキンに冷えたドリンクをいつでも飲むことができる。

ベースとなる車体は「プリウス」と「プリウスPHV」を選択することできる。また、すでに「プリウス」を所有していても『Relax Cabin』にカスタムすることが可能だ。さらに、同社のAC電源供給システム「リバックス」というオプションにて、既存のプリウス30型ニッケル水素バッテリーから100V/1500Wを取り出すコンセントを、後からでもつけることができるのも心強い。

テントを張らず、快適にアウトドアシーンを楽しめる『Relax Cabin』なら、キャンプ慣れしていない女性も気軽に誘えるはず。環境に気を配るアウトドア好きの40男にはうってつけの車といえるのではないだろうか。

Text by Taisuke Seki(euphoria FATORY)