偏愛の逸品/ダ・ヴィンチも愛した「永遠にインクがいらないペン」
- もう恥ずかしくない!40男の人気・オトナ文房具 -

ダ・ヴィンチも愛した「永遠にインクがいらないペン」

ビジネスで使うツールの大半がデジタル化して久しい昨今。書類作りからビジネスレターの執筆、簡単なメモ書きに至るまで、日常的な筆記をPCやスマートフォンでほとんどこなせる現在では、手書きの「ペン」へのこだわりはどこか懐古趣味的でもある。「4.EVER PININFARINA CAMBIANO」は、中世から使われている筆記用具を現代的に再現した、半永久的に使い続けられる美しいペンだ。

メタルチップによる“トリックなし”の永遠の筆跡

アナログ筆記用具の弱点といえば、手入れが必要なこと。鉛筆は削ればいつかなくなる。ボールペンは軸の交換が要る。万年筆はインクの補充が億劫だ。“手書きのペン”は何らかのメンテナンスが不可欠だが、こと「メタルチップペン」だけは、その一切から解放されていることが特徴だ。古くルネサンスの時代には、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの著名な芸術家、哲学者達の多くが“信頼できる道具”であるメタルチップペンを愛用していたという。

「4.EVER PININFARINA CAMBIANO」は、ユニークで洗練されたメタルチップペンだ。その原理は化学反応の利用にあり、「イサーブラフ」と呼ばれる金属製のペン先が摩擦で酸化することによって、紙上に筆跡を残すしくみになっている。筆圧に応じて濃淡に変化がついたり、紙によって微妙にタッチが変わったりするのも、手書きならではの面白さだろう。ペン先はわずかに摩耗していくが、一般的なペンに比べれば圧倒的に長く使い続けることができ、「100年経っても書ける」ともいわれる。

フェラーリにも通じるイタリアンデザインの実用美

また、「4.EVER PININFARINA CAMBIANO」はプロダクトとしても極めて美しい。ウォールナッツとメタルを組み合わせた細身のボディはシンプルだが、長きにわたって所有者を飽きさせない。デザインを手掛けたのは、フェラーリ・デイトナやアルファ・ロメオといった高級車のデザインでも知られるイタリアの「ピニンファリーナ社」だ。イタリアの文具メーカー「ナプキン社」との共同開発によって、実用性とダンディズムを兼ね備えた見事な逸品に仕上げている。

ちなみに、このペンで書いた筆跡は消しゴムなどでは消せない。その代わり、手元にあれば絶対に書ける。そのストイックな個性は、デジタル全盛の現代にあっても唯一無二の魅力と言えるだろう。カラーはブラックとシルバーの2色あり、ペン立てにもなる専用の木箱が付属する。価格は1万7280円、下記Web Shopから購入できる。

Text by Takuma Go