偏愛の逸品/世界最高のナイフ職人がつくる究極の包丁
- ワンランク上のオシャレな人気キッチンツール -

世界最高のナイフ職人がつくる究極の包丁

よく研ぎ澄まされた刃物には、どこか男心を惹きつける魅力がある。日本刀やナイフの輝くブレードを眺めていると、コレクターならずとも奇妙な所有欲を掻き立てられてしまうものだ。世界最高のナイフビルダー、ボブ・クレーマー氏がプロデュースする「ボブ・クレーマーシリーズ」の包丁は、その欲求を確実に満たしてくれる至高の一振りだ。

米国の「マスター・ブレードスミス」が日独とコラボ

現代において実用的な刃物といえば、キッチンで用いる包丁がその最たるものだろう。シェフの経験から“研ぎ”の重要性に気が付き、ナイフビルダーに転身したボブ・クレーマー氏がつくる包丁は、世界中のシェフから『魔法の切れ味を持つ』と称される。米国でマスター・ブレードスミスに認定されている彼が自作するナイフは高額で取引されており、個人オーダーで入手することはほぼ不可能だ。しかし、ツヴァイリングJ.A.ヘンケルジャパンとボブ・クレーマー氏がそれぞれの技術を提供し合い、それを日本有数の包丁職人が集う関市の工場で生産することで、極めてクオリティの高い“数打ち”がつくり出された。

「ボブ・クレーマーシリーズ」と名付けられたこの包丁は、101ものステンレス層からなる。通常、ステンレス包丁は鋼の包丁よりも切れ味に劣るが、鋼材に“ステンレスマイスター”の異名をとるヘンケルス独自の「マイクロカーバイド」という堅牢な材質を用いたことで、和包丁を超える硬さを実現。それを日本最高レベルの職人だけに可能な「極み本刃付け」の技術で研磨することで、和包丁と同等以上の硬さを保持しながら、より錆びにくく切れ味を保つブレードに仕上げている。刀身に浮かび上がる優美な模様は「シェブロン・ダマスカス・パターン」と呼ばれ、ボブ・クレーマー氏の手がけたナイフであることを証明するものだ。

精妙な重量バランスが究極の切れ味を生む

一方で、ボブ・クレーマーナイフの“魔法のような”切れ味の秘密は、精妙に設計された独自のハンドルにあるとも言われる。緻密な計算に基づく重量バランスによって、刃の重みをそのまま切れ味に転化することを可能にしているのだ。さらに、吸い付くように掌に馴染むカーブは、長時間の正確な作業を約束してくれる。毎日キッチンで包丁を振るう料理人はもちろん、家庭で使う日常の道具としても、これほど信頼できる刃物はほかにないだろう。

全7サイズあるシリーズ中、最も刃渡りの長い「ボブ・クレーマー ユーロステンレス シェフナイフ 26cm」の価格は5万4000円。すべて揃えるとなれば決して安くはないが、この包丁を使ってする料理は、このうえなく贅沢な“喜び”を与えてくれるはずだ。

Text by Takuma Go