もしも妻が倒れたら
- 介護のほんねニュース powered by éditeur -

もしも妻が倒れたら…

女性のほうが長い日本の平均寿命から考えれば、妻が夫の介護をすることばかりをイメージしている人も多いのではないだろうか。しかし、どんな人にもいつかやってくるのが老いと病。将来、夫婦でどちらが先に介護が必要になるのかは誰にもわからない。もしも妻が先に倒れたら、夫婦の間ではどんな問題がおこるのだろうか?どんなふうに備えておけばよいのだろうか?

男性が介護するときに直面する問題とは?

奥さんが倒れれば、今まで奥さんがしていた家事、育児や介護、近所づきあいなどをすべて引き受けなければならないだろう。そうなった場合、家事をあまりしたことがない人にとっては、どうやればいいかわからないというよりも何をしていいかわからない状態になってしまう。
金銭面を考えると、働き手の男性が倒れた場合は社会保険などである程度の収入が保障されるが、女性が倒れた場合はそこまで期待できない。
今までどおり仕事をつづけながら慣れない家事や介護をこなすのは、男性にとっては至難の技と言える。

もしもの場合にそなえて夫婦でしておくべきこと

夫か、妻か。どちらが先に介護が必要になるかわからないことを念頭において、夫婦で話し合っておくべきだ。
在宅で介護する場合、最近では夫婦間で介護することが多くなっている。お互いが元気なうちに、どんな将来を望むのか、どんな介護を受けたいのか、施設に入るのか、お金のことはどうするのか、など、意識のすり合わせをしておくとよいだろう。
もちろん、それ以外のことも普段からたくさん話をするようにして、お互いの愛情を深めておくのが一番大切ではあるが。

男性介護者を支える取り組み

現在、介護する人の3人に1人は男性と言われており、2012年には全国で120万人の男性が介護をしている。また、介護を苦に痛ましい事件を起こしてしまうのは、圧倒的に男性介護者に多いとも言われている。
そんな厳しい状況に置かれる男性介護者向けの支援は、まだ十分とは言い難いが、各地で始まってきている。同じように自宅で妻を介護する男性が集まり「大変なのは自分だけじゃない」と感じることで勇気づけられることも。誰もが直面する可能性のある介護。こうした集まりを第一歩に、男性介護者が孤立しないような仕組みが広がっていくことを願いたい。
<元記事> 夫が妻を介護する。~もしも妻が倒れたら~ <関連リンク> ● 男性が介護するということ