40男、至高の一皿を求める/新鮮魚介を手づかみで! シンガポール発『DANCING CRAB』
- 女性を喜ばせる!大人のデートコース -

新鮮魚介を手づかみで! シンガポール発『DANCING CRAB』

予約のとれないジビエ料理店や、大将との阿吽の呼吸が出来上がっている馴染みの寿司屋など、大人の男がデートに使う店のリストはバリエーションが多いにこしたことはない。アミューズメント性の高いレストランはついついリストから外してしまいがちだが、この『DANCING CRAB』は、そうするには惜しい味と体験を提供してくれる。

シンガポール発。手づかみスタイルのケイジャン料理

2014年4月にシンガポール、同年10月に日本一号店を新宿にオープンしたこの店は、アメリカ南部ルイジアナで誕生したケイジャン料理を、ワイルドに手づかみでいただくスタイルだ。3種類のソースから選べる看板メニュー「ダンシングクラブ シーフード コンボバッグ」のシグネチャーソースの辛口(マイルドと超辛口もあり)をオーダーすると、トマトピューレやケイジャンスパイスのソースでスパイシーに味付けされたシーフードや野菜が、スタッフによってテーブルの上に広げられる。最初は少々勇気がいるが、ファーストアクションを起こしてしまえばもう止まらない。気づけば両手が真っ赤に染まるほど夢中になって食べること間違いなしだ。

特筆すべきはカニをほぐすツールの使い勝手の良さ。とはいえ、多少のソースの飛び跳ねは避けられない。ペーパーエプロンだけでは袖部分などはガードしきれないので、万が一汚れてもいい服装での入店がおすすめだ。また、特に女性がネイルをばっちり決めているときは、カニの身は男性がほぐしてあげるべきだろう。ムール貝の殻をスプーンのように使うと、旨味が凝縮されたソースを効率よく口へと運ぶことができることも裏ワザとしてお伝えしておきたい。

ソースで真っ赤に染まった指をしゃぶり、そして…

新宿駅至近の飲食ビル2階の店舗は、145坪という広さ。席間が広いため、BGMも含めて賑やかでありながら、周りを気にせず二人の時間をすごすことができる。ディナーでは、予約時にぜひ窓側をリクエストすべし。ケイジャンフードと相性抜群のテキーラやラムを使ったカクテルや、ニューオーリンズ発祥の揚げドーナツ「ベニエ」もデザートに楽しみたい。

最初は指先だけだったのに、真っ赤なソースがいつのまにか手の甲にまで広がり、気づけば頬にもソースがはねていた。それだけ食べ手を夢中にさせる力がこの料理にはあるということ。指についたソースをなめては次のピースに挑むこのスタイルは、直箸でつつく鍋や、夜中の焼き肉に飽きたらない、かなり親密かつ遊び心のあるカップルのデートにふさわしい。

Text by Kazumi Kera