モテる40代の遊びガネ錬金術/「ETFを始めるならネット証券」お得な理由とは?
- 【Money】40男が知っておきたい投資ノウハウ -

「ETFを始めるならネット証券」お得な理由とは?

比較的低価格で始めることができるほか、リスクも少ないといわれているETF。初心者の場合、売買するためには店舗型の証券会社を利用するほうが安心とされるが、忙しい40男なら「ネット証券」も使い勝手の良さなどのメリットがあるという。店舗を利用した場合とネット証券の売買は、具体的にどのような違いがあるのだろうか。ネット証券を利用する際の注意点を含め、投資アドバイザーの朝倉智也さんに教えていただいた。 

■今回のアドバイザー
モーニングスター株式会社
代表取締役社長 朝倉智也さん

1989年慶應義塾大学卒。銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事後、米国イリノイ大学にて経営学修士号(MBA)取得。ソフトバンク株式会社勤務などを経て、2004年より現職。資産運用にかかわるセミナー講師を多数務め、各種メディアにおいても、個人投資家への投資教育活動を行う。近書に『新版 投資信託選びでいちばん知りたいこと』(ダイヤモンド社)がある。

店舗型証券会社とネット証券会社の違いとは?

朝倉「全国各地に支店を展開している店舗型の証券会社に対して、ネット証券会社は実店舗を持たないところがほとんど。ネット証券では、ETFの売買や取引はすべてオンライン上で行うことになります。また店舗型の証券会社でETFを購入する際は、担当者が直接アドバイスをしてくれるのですが、ネット証券会社だと担当者はつきません。

どちらがいいか一概にはいえませんが、好きな時間に自分のペースで銘柄選びから売買まで完結させたい人はネット証券に向いているのではないでしょうか」

格安の手数料に加え、時間と場所を選ばず売買できるメリットも

朝倉「ネット証券のメリットはなんといっても、手数料がおさえられる点。特に差がつくのが売買手数料です。

例えば、ある大手証券でETFを20万円分購入すると、売買手数料が2800円かかるのに対して、ネット証券だと同じ金額分購入しても数百円程度しか手数料がかかりません。購入金額が大きくなるほどその差は開いていくので、運用コストだけで考えると、どちらがお得かは言うまでもないでしょう。

また、ネット証券はウェブサイトの機能が充実しているのも利点の1つ。店舗型だとオンライン操作ができない会社もあるのですが、ネット証券はスマホでも操作が可能。平日の通勤時間や会社のお昼休みなど、時間と場所を問わず取引ができるのもネット証券の魅力でしょう」

短期売買できる故のリスクも。大切なのは目的を持つこと

朝倉「自由な時間に売買ができて、その上手数料も安い。そうなってくると短期売買に走ってしまいがち。手軽に取引できる分、サイトを見るたびに売買したくなる人もいるようです。

ただ、単純に『短期売買が悪い』というわけではありません。投資を始める上で大切なのは、きちんと『目的』を持つことだと思います。住宅ローンの足しに、子どもの教育資金に……などと目的を定めて、その上で、想像していたよりも早い時期に目的の金額にたどりついたのなら、現金に変えてしまっていいのです。

危ないのは、なんの目安もなく投資を続けるパターン。際限なく投資を繰り返した挙句、リーマンショックのような金融危機でも起きて、大損という結果になりかねません」

最後にアドバイサーからひと言

「ネット証券だと誰からもアドバイスをもらえないので不安に思う人もいるかもしれませんが、ウェブサイト上で各銘柄の純資産額や出来高などを確認することが出来ます。また、ETFの情報に特化したサイトもあるのでそれらを参考にするといいでしょう」

Text by Mai Matsubara (Seidansha)