モテる40代の遊びガネ錬金術/相続に役立つエンディングノートの書き方
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相続に役立つエンディングノートの書き方

40代ともなれば、いろんな立場で「相続」問題に直面している方も多いだろう。相続に対しては、遺言状や公正証書などがあればトラブルを防げることは良く知られているが、最近では簡易的な「エンディングノート」を併用するケースが増えてきたという。相続の際に役立つ「エンディングノート」の作成法と、残されたものがスムーズに相続できるためのコツを一般社団法人相続診断協会の小川実氏に聞いた。

■今回のアドバイザー
一般社団法人相続診断協会 
代表理事 小川 実

成城大学経済学部経営学科卒業後、河合康夫税理士事務所勤務、インベストメント・バンク勤務を経て、平成10年3月税理士登録、個人事務所開業。平成14年4月税理士法人HOP設立、平成19年4月成城大学非常勤講師。平成23年12月から現職。日本から"争族"を減らし、笑顔相続を増やす為相続診断士を通じて一般の方への問題啓発を促している。

遺言書に書ききれない思いを書くのがエンディングノート

小川「エンディングノートには、葬儀の方法、生きている間の延命治療や介護の方法、そのほか家族への想いやお世話になった方への感謝など多岐にわたって自由に記入することができます。

遺言書は基本的に形式に則って書かれるため、故人の想いが伝わりきらない場合があります。それを補足するのがエンディングノートといえるでしょう」

相続をスムーズに進めるためのエンディングノート活用法

小川「財産を残すのであれば、全員に対して、『何故この人に残すのか、どういう想いがあるのか』を書くことをオススメします。自宅など分割できない不動産がある限り完全に平等な相続はなかなか難しいですが、親の想いが伝われば、スムーズに進むケースが増えます。相続トラブルで損をしないためにも有効なのです。

エンディングノートを書いてもらう際には『読む側に迷わせない書き方』をしてもらうことが大切です。抽象的な表現や子に任せるといった書き方をすると、家族の中でも意見や受け取り方が一致しない場合があります。また、どの項目にしても結論だけではなく理由もあると、より想いが伝わります」

将来のことを考え、今の内にエンディングノートを意識しておこう

小川「エンディングノートを書くのは、年配の方の『老いや死への準備』という印象が強いと思いますが、実は『まだすぐには死なない人が書くもの』なのです。生きている限り、いつ何が起こるかは分かりません。特にお子さんがいる方は、今のうちに意識しておいたほうがいいかもしれませんね。

最近では、文具メーカーから葬儀屋まで様々な業種の会社からエンディングノートが販売されており、内容も様々です。自分が書きやすそうなものを選ぶのがいいですよ」

最後にアドバイザーからひと言

「遺言書と違って、エンディングノートは法的な効力を有しません。財産の分別については必ず遺言書を作成しましょう」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)