モテる40代の遊びガネ錬金術/「ETF」の賢い運用法は○○をチェックすべし
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「ETF」の賢い運用法は○○をチェックすべし

ある程度、手持ちの資金に余裕の出てきた40代が運用する上で、株やFXなどと比べて比較的リスクの少ない投資商品として注目を集めているETF。だが、元金が保証されているわけではなく、当然“損”をする可能性だってある。できるだけリスクをおさえて賢く運用する方法はあるのだろうか? 投資アドバイザーの朝倉智也さんにお話を伺った。

■今回のアドバイザー
モーニングスター株式会社
代表取締役社長 朝倉智也さん

1989年慶應義塾大学卒。銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事後、米国イリノイ大学にて経営学修士号(MBA)取得。ソフトバンク株式会社勤務などを経て、2004年より現職。資産運用にかかわるセミナー講師を多数務め、各種メディアにおいても、個人投資家への投資教育活動を行う。近書に『新版 投資信託選びでいちばん知りたいこと』(ダイヤモンド社)がある。

初心者は国内株価指数に連動するタイプを選ぶべし!

朝倉「特定の株価指数などに連動しているファンドETF(上場信託)ですが、その種類は実にさまざま。諸外国の株価指数や債券、為替レートに連動している海外ETFもあれば、金・原油価格などに連動する商品ETF、不動産投資信託(REIT)に連動するETFもあります。そして、これらの中で、もっとも理解しやすいのが日経平均225やTOPIXなど平均株価指数に連動するタイプのETF。これなら、普段のニュースなどをチェックして平均株価指数をチェックしておけば値動きが分かるので運用がしやすいのです。

また、同じ国内株式に連動しているタイプでも、例えば自動車、鉄鋼など同業種の株だけで構成されている『業種別ETF』は上級者向け。その業界に詳しくないと市場の動向がつかみにくいでしょう」

素人は商品ETFに手を出すな!

朝倉「一方、日経225やTOPIX連動型以外のETFはどうでしょうか。近年は金や原油などの商品が注目を集めていますが、これらのETFは運用が難しいところもあります。まず、これらの商品に投資をするなら、現物の値動きを冷静に見定めなくてはいけません。『金の値段が上がっているから今が買いどきだ!』などと、世間のムードに押し流されて購入してしまうのは非常に危険。ある程度相場を見ていて、きちんとタイミングを読むには経験が必要です。

さらにETFの場合だと必ずしも現物価格と連動しているわけではありません。ETFは上場商品なので、投資家の売買動向にも影響されるからです。例えば原油なら、原油そのものの価格に加えて、株と同じように市場の動きにも注意を払わなくてはいけません」

銘柄選びの基準は「純資産額」

朝倉「2001年に日本で上場が認められてから、銘柄も着々と増えているETF。人気のある銘柄を見分けるにはそのETFの『純資産額』を確認するといいでしょう。純資産額とは投資家からいくら資金が集まっているのかを示す数値。つまり、人気が高く多くの資金が集まっているETFほど純資産額も高くなります。人気のあるETFは売買が活発になって、利益も生みやすくなります。反対に、純資産額が少ないETFは流動性も低いため、売買が成立しにくく、最悪、上場自体が廃止となってしまうケースもあるのです」

最後にアドバイザーからひと言

「リスクをおさえる方法としては、分散投資もオススメ。100%ひとつの銘柄を購入するのではなく、つねに4つ5つ組み合わせておくと安心です」

Text by Mai Matsubara (Seidansha)