コーヒー
- 40男、至高のグルメガイド -

「グルメコーヒー」は、何故そんなに美味しいのか?

世界的に流行しているグルメコーヒーの波が、いま日本にも押し寄せてきている。さて、この「グルメコーヒー」とはどういったものなのか? 今回、グルメ・キーワードのコーナーでは、珈琲好きでなくとも気になる、この美味しいコーヒーを紹介する。

米国を始めとして世界的にグルメコーヒー・ブームが訪れていて、日本にもその影響が著しい。米国でのこのブームは、“サードウェーブ(第3の波)”と呼ばれるものだ。米国で第一次コーヒーブーム(第1の波)が起こったのは60年代。いわゆるアメリカン・コーヒーが一般に広く普及下。第2 の波は、スターバックスに代表されるシアトル系コーヒーのブームがきた80年代。イタリアなどで使われるエスプレッソをベースにしたアレンジを加えたスペシャリティ・コーヒーは、世界的に人気となった。 スターバックス1号店 シアトルのスターバックス 一号店である証のプレートが飾られている (C) MARK RIGHTMIRE / ORANGE COUNTY REGISTER / KRT / Newscom / ゼータ イメージ スターバックス スターバックスはシアトル系コーヒーの代表格だ (C) Wang Chengyun / Xinhua News Agency / Newscom / ゼータ イメージ そして第3の波=サードウェーブコーヒー、である。その代表格は、今年、日本にもついに上陸したブルーボトルコーヒー。コーヒー界の“Apple”とも呼ばれ、米国で人気となっているコーヒー店だ。   クラリネット奏者だったジェームス・フリーマン氏が2002年に西海岸の自宅のガレージを改装して始めたもので、厳選されたオーガニックで、しかもフェア・トレードの豆を自家焙煎し、それを一杯ずつドリップで入れるというもの。コーヒーメーカーで大量につくったコーヒーに慣れていた米国人には衝撃的なグルメコーヒーである。 ブルーボトルコーヒー ブルーボトルコーヒーのパッケージとコーヒー豆(写真:ニューヨーク店) (C) Bryan Smith / ZUMA Wire / ゼータ イメージ ブルーボトルコーヒー 一杯ずつドリップで入れられるコーヒーは芳香で美味しい(写真:ニューヨーク店) (C) Richard B. Levine / Newscom / ゼータ イメージ ブルーボトルコーヒー青山カフェ 3月にオープンした日本2号店「ブルーボトルコーヒー青山カフェ」の明るい店内 フリーマン氏は、日本の喫茶店で飲んだドリップ式のコーヒーに触発されたそうだが、“コーヒー先進国”である日本でも、コーヒーのグルメ化は進んでいる。 いま、コーヒー好きの間で話題になっている桐の箱入りコーヒー豆「TopNotch」を販売するDirectFireRoast 環も、その象徴的なコーヒー豆専門店だ。「TopNotch」の価格は、時価で200g入り1万円から、という立派なモノだ。 DirectFireRoast 環の桐の箱入りコーヒー豆「TopNotch」 DirectFireRoast 環の桐の箱入りコーヒー豆「TopNotch」 それもそのはず、このDirectFireRoast 環のコーヒーは、日本では200人あまりしかいないという米国スペシャルティ・コーヒー協会(SCAA)から認定されたQグレーダーである社長の長屋幸代さんが選定した豆を、焙煎士の中川正志さんが直火焙煎している。まさに、プロフェッショナルにより保証されたグルメコーヒーである。 DirectFireRoast 環 カッピング(コーヒー豆の味や香り品質を判断するテイスティング作業)に用意されたコーヒー DirectFireRoast 環 長屋幸代さん カッピングの様子 豆の産地は、そのときどきのいちばんいいものが選ばれるため、不確定。「TopNotch」以外の商品も価格は、4,000円〜/200gと高価だが、こういったコーヒーが登場するのも、コーヒー文化が成熟した証なのだろう。

Text by Atsuko Tatsuta

TopImage:コーヒーのイメージ写真 (C) Photoshot / ゼータ イメージ 写真提供 (C) ブルーボトルコーヒー (C) DirectFireRoast 環