ワインセラー01_01
- 住まいをもっと豊かにする家具家電 -

ビールにも対応。抜群の冷却性能で理想的環境を維持するワインセラー

コンパクトながらも高い収納力で人気のさくら製作所のワインセラー。同社が「SAKURA WORKS」ブランドから新たに発表した「ZERO CLASS」シリーズは、抜群の温度制御性能を誇り、ビールクーラーや日本酒セラーとしても使える便利なアイテムだ。

「0度」に設定可能な冷却性能が圧倒的な温度制御を実現

「ZERO CLASS」シリーズは、日本の住宅事情を考慮した省スペース、静穏性を実現したワインセラーとして人気を集めた「FURNIEL」シリーズの後継モデルにあたる。最小クラスの設置面積というこれまでのコンセプトを踏襲しつつ、新たに加わった大きな特色が、温度を「0度」にも保てるほどの冷却性能だ。
従来のシリーズでは設定温度帯が5度〜20度だったが、冷却力や断熱力などの向上により、0度〜5度の温度帯でも設定が可能に。温度は1度単位で調整できるので、ラガービールやハイボール用の炭酸をキンキンに冷やしたり、クラフトビールなどを控えめに冷やしたりと、ワインに限らず、さまざまなドリンクを自分好みの温度で楽しめる。

実は、この「0度」を実現するだけの冷却性能は、究極の温度制御を目指した結果として備わったもので、ワインの保管や熟成に適した12度〜16度の温度帯においてこそ、本領が発揮される。冷却性能が高ければ高いほど、外気の変化に素早く、効率よく対応できるからだ。同シリーズは「0度」にする力がある分、12度〜16度の温度帯では余裕を持って運転。ワインの大敵となる急な温度変化を許さずに理想的な温度を維持し、ワインを最高の状態で安定させる。

究極の温度制御のために進化したのは、「0度」にできる冷却性能だけではない。ワインの液体温度の「ふるまい」をデータベース化して得られた特性に基づいて、温度制御プログラムを開発。コンプレッサーやヒーターを緻密に制御するなど、テクノロジーを駆使して、ワインの液体温度の変化を最小限に抑えている。

また、冷気を送り出すファンモーターの角度を追究することなどによって、庫内の温度のバラツキを抑えることに成功。温度が変化しやすかった通気口付近をはじめ、どの棚でもほぼ変わらぬ温度でワインを保管できる。
3層構造のガラス扉にも工夫が施され、その真ん中には業界で初めて、特殊な金属膜がコーティングされたLow-Eガラスを搭載。断熱性能を格段に向上させたほか、フレームには熱伝導率が低い樹脂を採用することで、冷却性能をより高めている。さらに、扉が開いた際にはファンモーターをストップさせることで、冷気を外に逃がさず、ムダなエネルギーの消費も防いでいる。

温度維持のための取り組みは、内箱にも見て取れる。それぞれのワインボトルが近い距離で保管される設計で、ワイン自身が保冷剤の役目を果たす。そのため、庫内がボトルで満たされたときに、もっとも省エネ効果が発揮される仕組みになっている。
また、棚には、さまざまな形状のボトルを効率よく保管できる鉄製ワイヤー棚を採用。荷重強度を保ちつつ、庫内の空気循環を阻害しないのもこの棚の特徴だ。

湿度管理や音対策、紫外線対策も十分

ワインセラーでは、温度維持に加えて、湿度の管理も重要だ。「ZERO CLASS」シリーズでは、従来よりも湿度を15%アップすることで、より長期熟成に適した環境を作り出している。夏場はジメジメし、冬場は乾燥する外気からの影響を受けやすかった旧方式から湿度の管理方法を変更。うるおいを密閉する新たな方式を取り入れ、湿度を安定して維持できるよう改良されている。

温度や湿度とともにワイン保管に重要な光対策も十分に練られており、扉は紫外線のカット率99%を達成。庫内のLEDライトも配置を工夫して必要最小限にとどめることで、ワインの劣化を防いでいる。

また、自宅に置くとなると、ワインセラーから発生する音も気になるところだが、音の反響などを考慮し、独自の静音化策を施すことで、従来よりもさらに静かな環境を実現。静かなコンプレッサー、音を床側へと逃がす遮音カバー、800Hzに強い吸音材の採用によって、コンプレッサーから発生する音は従来モデルよりも約50%、ファンモーターの回転音は約44%軽減されている。

なお、今シリーズは、「ZERO CLASS Smart」と「ZERO CLASS Premium」に分かれており、いずれもオープン価格となっている。
このうち、「ZERO CLASS Smart」は3機種あり、「SB22」(写真)は、横幅38ミリ、奥行527ミリ、高さ710ミリ。コンパクトな「ZERO CLASS」シリーズのなかでももっとも小ぶりながら、収納本数はワインボトルで22本。0度〜20度に設定でき、場所をとらず、ビール党や日本酒党にもうれしい一台と言える。
「SB38」(写真)と「SB51」はともに2室に分かれ、ワインの短期保存用と長期熟成用、日本酒用とワイン用といった具合に用途を分けて使える便利なワインセラーだ。上室は0〜20度、下室は5〜20度に設定でき、ワインボトルの収納本数は、「SB38」が上室に16本、下室に22本。一方の「SB51」は上室に25本、下室に26本を収納可能だ。
なお、これら3機種の内箱は、ワインボトルが効率よく収まるようにボトルにフィットするくぼみが側面に設けられており、従来機種より収納力の面でもさらなる進化を果たしている。
「ZERO CLASS Premium」2機種は、ともに「ZERO CLASS Smart」よりひとまわり大きいサイズで、高性能かつ大容量のコンプレッサーを採用しており、より強力な冷却性能を誇る。設定温度は0度〜20度で、収納力も高く、「SB75」が75本、「SB103」(写真)が103本のワインボトルを保管可能だ。
また、日本酒セラーとしても使いやすく、「SB75」は一升瓶24本+4号瓶6本、「SB103」は一升瓶36本+4号瓶12本を収納。この2機種には日本酒の一升瓶の転倒を防ぐためのマス棚も付属しており、不測の事態の際も安心だ。

極上のワインを極上の状態で飲みたい、ビールや日本酒をいつでも好みの温度で嗜みたい…そんな辛党のみなさん、お酒が一層おいしくなる食欲の秋に向けて、自宅用にチェックしてみてはいかがだろうか。

Text by Fumio Miyata