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- 大人ライダー向けのバイク -

インディアンScout Bobber──大人のちょい悪ボバー

ハーレー・ダビッドソンのツアラーモデルなどのカスタムに「ストリップ」と呼ばれるスタイルがある。その名の通り、カウルやパニアケースといった大きな外装パーツを脱がせて軽装化するカスタムだ。同時に、ハンドルやシートを換装し、車高も低く落とすのがストリップの定石。この古き良きカスタム・ムーブメントに敬意を捧げたモデルが、アメリカの老舗モーターサイクルメーカー「インディアン」が先ごろ国内販売を開始した『Scout Bobber(スカウト ボバー)』である。

ハーレー・ダビッドソンよりルート66がよく似合うアメリカンバイク「インディアン」

アメリカを代表するモーターサイクルといえば、100年以上の歴史を持ち、世界中で愛されている「ハーレー・ダビッドソン」に間違いはない。

しかし、そのハーレーよりも早い20世紀最初の年にアメリカで創業し、ハーレーと同様に数多くの伝説を生んできたモーターサイクルメーカーがある。そう、それが「INDIAN MOTORCYCLE(インディアン モーターサイクル)」だ。古き良きアメリカをデザインで体現し、ルート66が似合うのはハーレーよりもインディアンと言わしめるほどの絶対的な魅力を持つモーターサイクルである。

このインディアンの伝説のひとつを映画にしたのが、2005年に公開されたニュージーランドとアメリカ合作映画『世界最速のインディアン』だ。これは実話をもとにした物語で、67歳のバート・マンローが1920年型インディアン・スカウトの改造車によって、地上最速記録を成し遂げるまでを描いている。

地を這うようなローダウン化、ストリップカスタムを再現する『スカウト ボバー』

今回、インディアンがラインナップしている「スカウト」に、バイクカスタムの大きな潮流となっている“ボバー・スタイル”が加わった。

何度か紹介しているが、“ボバー・スタイル”とは、簡単にいうと「短い、切り落とす」こと。バイクのフェンダーを短くカットしたり、ロングシートをシングルにしたりして、実用性よりも外観のカッコ良さを追求したカスタムだ。インディアン『スカウト ボバー』の場合、大戦後に起きたストリップ・カスタム・ムーブメントのチョッパーやボバーに敬意を払って仕上げられたモデルだという。

それは地を這うようなローダウン化、あるいは小型エンジンカバー、エグゾースト、フレーム、ハンドルバー、ミラーにいたるまでブラックアウトさせたカラーリングなどに現れている。特に、足回りにはブラックアルミホイールにボバー専用のタイヤを履かせ、よりアグレッシブな印象を与えている。

洗車は無用、インディアン『スカウト ボバー』はキレイに汚して乗るのがかっこいい

さらに、シンプル・イズ・ベストに徹した“質実剛健”をテーマとし、余計な装備を削ぎ落として純粋にライディングを愉しむモデルとして開発されているのも『スカウト ボバー』の特徴だろう。

それを如実に現しているのが、『スカウト ボバー』専用のツートンレザー・シングルシートだ。オプションでパッセンジャーシート&シーシーバーを選べるが、基本的には「ローンライダーを気取れ」というわけだ。

ライディングポジションは、ローライズなトラッカーハンドルバーと、足の上げ下ろしを考慮してフットペグを38mm後退させ、都市部でのスムーズなストップ&ゴーを実現。これらにより、そのライディングフォームは鉄馬のイメージを色濃くさせることにもなった。

心臓部には94馬力を発揮する水冷Vツイン1133ccエンジン94馬力を搭載。街乗りダッシュ、そしてハイウェイ・クルージングでも、ライダーを存分に愉しませてくれるに違いない。
どうよ、この悪さ加減。「ガチコン!」ときた人も多いはずだ。ダメージ・ジーンズを洗わないのと同じく、『スカウト・ボバー』もできるだけ洗車はしたくない。汚いぐらいがちょうどいいバイクだから、きれいに汚すのがカッコいいのである。

価格は199万円(税込み)から。ちなみに、北米仕様に装備されているハンドルバーエンドミラー、及びオフセットナンバープレートは、日本仕様には装備されていない。

Text by Katsutoshi Miyamoto