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- 40男が嗜む逸品 -

大ヒット映画とオーケストラ演奏のコラボイベント「ラ・ラ・ランド in コンサート」

2016年に公開された映画『ラ・ラ・ランド』。古き良き時代のミュージカル映画を彷彿とさせる作品は世界中で大ヒット、数々の賞を受賞した。その映画音楽を本編に合わせて東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する「ラ・ラ・ランド in コンサート」が、横浜・名古屋・大阪で開催される。

話題となったミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』にあわせ東京フィルが生演奏

ジャズドラマーを目指す青年を描いた映画『セッション』で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、学生時代からずっと温めてきた企画――それが『ラ・ラ・ランド』だ。この作品の制作は、無類のミュージカル映画ファンというチャゼル監督の悲願であったという。

いつか自分の店を持ち、好きな曲を演奏するのが夢のジャズ・ピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)の夢と恋を描くこの作品は、第89回アカデミー賞で監督賞、主演女優賞、撮影賞、美術賞、作曲賞、歌曲賞を受賞した。
La La Land (C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
「ミュージカルは登場人物がいきなり歌い出すので、ちょっと苦手」という方は案外多いが、そんな人たちでさえも夢中にさせてしまうのが、オープニングの高速道路上での圧巻のダンスシーンだ。ロサンゼルスの渋滞する道、クラクションが鳴り響き、みんながイライラする中、ひとりの女性が音楽に合わせて歌い始めると、周りの車に乗っていた人たちを巻き込んで、楽しげに歌い、踊り出す。そして音楽の終わりと同時にタイトルバックが登場、映画冒頭からワンカメラで続いてきた映像がそのまま物語の世界へと突入していく見事に演出された映像は、観る人を「映画という非日常の世界」へといざなってくれる。
La La Land (C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
その場面で流れるのが、軽快なピアノで始まる曲『Another Day Of Sun』だ。アカデミー賞で作曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツによる、人生のきらめきとほろ苦さを描いたサウンドトラックはどれも聞きどころ満載だが、その音楽を実際の映画に合わせてオーケストラが生演奏する「シネマ・コンサート(シネオケ(R))」で、本作を上映する「ラ・ラ・ランド in コンサート」が横浜、名古屋、大阪の国内3カ所、全5公演予定されている。

アカデミー賞歌曲賞を受賞したあの曲ももちろん演奏!

シネマ・コンサート(シネオケ(R))とは、「“大スクリーンでの映画上映×生演奏による音楽”でお届けする新たなスタイルのコンサート」だ。映画のセリフや効果音はそのままに、音楽だけをオーケストラが生演奏するコンサートはヨーロッパやアメリカで人気を博し、日本でも2015年から『ゴッドファーザー』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』『タイタニック』『ハリー・ポッター シリーズ』などを演奏する公演が開かれ、話題を集めている。
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セバスチャンとミアが歌う、アカデミー賞歌曲賞を受賞した『City Of Stars』の憂いを含んだメロディや、2人の出会いを彩る『Mia & Sebastian’s Theme』、映画『理由なき反抗』のロケ地だったグリフィス天文台で踊る『Planetarium』などが目の前で演奏されるのだから、映画を何度も観たファンも、そして初めて観る方もたまらない体験となることだろう。

スクリーンで展開するセブとミアの夢と恋の行方、そして映画の最後20分は必ずやあなたの心に残るものとなるだろう。ぜひともオーケストラのダイナミックな演奏で『ラ・ラ・ランド』を堪能してもらいたい。

トップ画像コピーライト:La La Land (C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

Text by Tamotsu Narita