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- EDを予防・対策!本当に効果がある治療法 -

自慰行為で勃つなら大丈夫!? EDにまつわる都市伝説を検証する

40男にとって切実な悩みであるEDには、真偽の見分けがつかない都市伝説めいた俗説がつきまとう。その真相を、ED治療を行っている銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック総院長の水谷和則さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
銀座みゆき通り美容外科メンズクリニック 総院長
水谷和則さん

1991年、福島県立医科大学医学部卒業。東北大学医学部附属病院、福島県立医科大学医学部附属病院、美容外科専門クリニック勤務などを経て、2006年、銀座みゆき通り美容外科を開業し、同院長に就任。

自慰行為で勃起しても、性交時に勃起が維持できなければそれはED

『自慰行為ができるならEDじゃない』という都市伝説は実際のところ、どうなのだろうか。

水谷さん「EDは『性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないために、満足な性行為が行えない状態』と、日本性機能学会では定義しています。

この定義にならえば、自慰行為で勃起する人であっても、十分な硬さが得られなかったり、十分な勃起が維持できずにパートナーと性交できないようであればEDと診断されます。ですから、『自慰行為ができるならEDじゃない』は間違いと言えるでしょう」

薄毛治療薬を服用して、EDを発症する可能性はごくわずかある

続いて、『薄毛治療薬を使うとEDになる』もよく言われることだが、本当なのだろうか。

水谷さん「プロペシアやザガーロという薄毛治療薬には、副作用として性機能障害が報告されています。プロペシアの臨床試験では、276例中11例に性欲低下やEDなどの副作用が認められています。そのなかでEDに限っていえば、発症率は0.7%となり、それほど発症頻度の高いものではありませんが、可能性があることは確かです。そのため、『薄毛治療薬を使うとEDになる』は、正しいといえるでしょう」

ED治療薬は全身の血管を拡張するので心臓にいい効果がある

最後の「ED治療薬は心臓に悪い」に関しては、むしろ心臓にいい影響があるという。

水谷さん「ED治療薬を服用すると、血管拡張の効果が得られて、勃起を補助することにつながる上に、血管の拡張が全身に起こっているため、心肺機能も一時的に向上します。さらに、血液の酸素運搬機能や、有酸素運動におけるパフォーマンスの向上をさせる働きもあることが明らかになっています。

しかし、心臓に持病のある人が服用してしまうと、心臓に多大な負担をかけることになるので、そのような方は絶対に避けてください」

最後にアドバイザーからひと言

「ED治療薬はあくまでも勃起を手助けする補助薬です。快適な性生活を営むためにも薬に頼らず、日頃から健康に気をつけるようにしましょう!」

Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)