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- スーパーカーブランド【アウディ】 -

アウディRS3 Sportback──全部入りのスポーツカー

クルマ選び、とりわけスポーツモデルを選ぶのは難しい。大人の男性なら、自分の趣味よりも家族の都合を優先しなければならないこともある。そのなかで最善の選択をするには、幾多のトレードオフが必要となるからだ。こうした悩みを解決してくれるのが、フルモデルチェンジを受けたアウディ『RS 3 Sportback(スポーツバック)』である。『A3』シリーズの頂きを担うハイエンドスポーツモデルでありながら、車体は扱いやすいサイズで、使い勝手の良さも併せ持つ。まさにオールインワンのスポーツカーといえるだろう。

0-100km/h加速は4.2秒! 『911カレラ』を上回る『RS3スポーツバック』の加速性能

『RS3 スポーツバック』は、Cセグメントハッチバックの『A3 スポーツバック』をベースにした『A3』ファミリーの最高峰スポーツモデルだ。車名の「RS」は「レーシング スポーツ」を意味し、開発を手がけたのはアウディのモータースポーツ活動を支える「アウディスポーツGmbH」である。

心臓部に搭載されるのは新開発の2.5L直列5気筒ターボエンジンで、最高出力294kW(400ps)/5850~7000rpm、最大トルク480Nm(48.9kgm)/1700〜5850rpmを発揮。これはクラス最強であるばかりか、全世界の市販車に搭載される5気筒エンジンのなかでもっともパワフルだ。0-100km/h加速はわずか4.2秒と、加速力だけならポルシェ『911カレラ』を上回る俊足ぶりである。クランクケースはアルミ合金製で、従来よりも26kgの軽量化に成功している。

エンジンに組み合わされるトランスミッションは、アウディでは定番となる7速Sトロニック。駆動方式は当然、RSモデル共通のフルタイム四輪駆動システム「クワトロ」だ。路面状況やクルマの姿勢をモニターし、スポーツ走行時には駆動力を後輪に配分してくれるのがポイントである。ステアリングの切れ角に応じて操舵特性変化させる「プログレッシブステアリング」も相まって、4WDながらFRに近いスポーティなコーナリングを愉しむことが可能だ。

ちなみに、燃費はNEDC(新欧州ドライビングサイクル)測定値で100kmあたり8.3L(12.0km/L)。ただ速いだけではなく、環境性能も高めている。

よりスポーティに、ワイド&ローで精悍になった『RS3スポーツバック』のエクステリア

エクステリアは、ハイパフォーマンスモデルらしく、よりワイド&ローになった印象だ。

このスタイルの秘密は足回りにある。『RS3スポーツバック』は、『A3スポーツバック』に対してトレッドがフロント20mm、リヤは15mm拡大、これに合わせてホイールハウスも外側へと広げられた。車高は25mm下げられており、それによってワイド&ローで精悍なイメージが強調されている。

フロントにはRSモデル専用となる「quattro」のロゴを配したシングルフレームグリルを採用。その左右の下部では、これもRSモデルならではのハニカム構造を備えたエアインレットが強烈な存在感を放つ。
インテリアには、ブラックのナッパレザーの専用スポーツシートを標準装備。これに赤の差し色で変化をつけている。コクピット眼前のメーターパネルには12.3インチのTFTディスプレイを採用し、スピードメーター、レブカウンター、エンジンデータやG(重力加速度)の状態を表示する専用のRS-view機能付き「バーチャルコクピットシステム」を標準装備した。

また、インフォテイメントシステムの「MIMIナビゲーション」、デンマークのプレミアムオーディオ機器「バング&オルフセンサウンドシステム」といった機能も装備する。

速いだけじゃない、お手頃サイズと広いラゲッジスペースを持つ『RS3スポーツバック』

『RS3 スポーツバック』は単にパワフルでスポーティなだけではない。このクルマをオールインワンのスポーツカーと呼ぶゆえんは、Cセグメントハッチバックの合理性に加え、ワゴンの使い勝手を兼ね備えていることにある。

全長は4325mmと、日本の街中でも扱いやすい過不足なき実用車サイズ。ラゲッジスペースは通常340L、最大で1220Lと十分なスペースがあり、アウトドアや家族と出かけるレジャーなどでも活用することができる。

さらに、警告や自動ブレーキによって前方衝突を防止する「アウディプレセンス」、車線からの逸脱を警告・防止する「アクティブレーンアシスト」などの先進安全技術や運転支援システムを装備。サーキットでのスポーツ走行を終えた後、また家族と過ごしたレジャーからの帰り道も、安全かつ快適に移動することが可能だ。

ハイパフォーマンスモデルでありながら、あらゆるシーンに活用できる『RS3 スポーツバック』。日本での発売開始は2017年11月、価格は767万円から(税込み)とアナウンスされている。もし家族のことを考えて新車購入で悩んでいる人がいるなら、11月まで待ったほうがよさそうだ。

Text by Tetsuya Abe