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【男の隠れ家】鉄旅の達人45人が勧める青春 18きっぷ、 夏の旅

2016年の特集で好評をいただいた鉄旅の達人が勧める旅。今回はさらにパワーアップした第2弾を総力特集でお届けします。鉄道カメラマン、アイドル、文化人にブロガーの方々など鉄道を愛する45人が、18きっぷを使った旅を紹介してくれました。

あえて一筆書き♪ 南東北・越後激走編

●このプランの考案者
音楽クリエイター・「スギテツ」ピアニスト
杉浦哲郎さん

音楽デュオ「スギテツ」のピアニスト。公演で各地を飛び回りながら往路復路で鉄旅の旅程を組んでしまう。

「車窓とご当地のアテを肴に一杯!」

「小学生の頃にブルトレブームで鉄道にハマり、時刻表を駆使して練りに練った鉄旅プランを実行するのが、夏休みの楽しみでした」と話すのはスギテツの杉浦哲郎さん。最近凝っているというのが一筆書きの旅。乗車距離が長くなるほど運賃を抑えられるという特性を生かして、複数駅を経由して乗車駅に戻ってくるというもの。同じ駅を通過しないこともポイントだ。「新津で時間がとれたので新津鉄道資料館を訪れました。大宮、名古屋、京都といった大バコにはないほのぼの感たっぷりでした。鉄分満載の国鉄色のアーケード商店街にも魅了されました」

米坂線では列車の車窓から初めて野生のサルを発見。北海道の釧網本線でシカを見て以来の感動だったと話す。旅行中はそんな車窓風景とご当地のアテを肴に地酒で一杯……「どんな素敵なお店にもかないません♪」と杉浦さん。しかし過去には、札幌から東京への18きっぷの旅で体調が悪化して病院に駆け込んだこともあった。すぐに青森から新幹線で帰るように言われたが、トンネルを抜けたら徐々に復活。弘前の宿でしっかり汗をかいて鉄旅を完乗させた。

「鉄旅の楽しさが上回ったのかもしれません。無理は禁物ですが、18きっぷの旅はアクシデントはつきものです。それも楽しめる心の余裕を持って臨んでください」

●このプランの旅程

【1日目】
【上野駅】5:10発(宇都宮線)→【黒磯駅】6:51着/7:05発(東北本線)→【安積永盛駅】8:54着 /9:23発(水郡線)→【水戸駅】12:39着/13:10発(常磐線)→【いわき駅】14:37着/15:42発(磐越東線)→【郡山駅】17:19着/17:46発(東北本線)→【仙台駅】19:56着

【2日目】
【仙台駅】8:15発(仙山線)→【山形駅】9:29着/9:33発(奥羽本線)→【米沢駅】10:21着/10:29発(米坂線)→【坂町駅】12:25着/12:37発(羽越本線)→【新発田駅】12:58着/13:20発→【新津駅】13:48着/15:39発(信越本線)→【長岡駅】16:25着/16:32発(上越線)→【水上駅】18:28着/18:44発→【高崎駅】19:48着/20:07発(上野東京ライン)→【上野駅】21:53着

思いつくまま! 夏の播州をぶらり旅

●このプランの考案者
タレント
斉藤雪乃さん

大阪出身。ラジオ日本「斉藤雪乃のイチバンセン!」など鉄道関連の番組やイベントに多数出演している。

「気の向くままに旅に出ましょう!」

鉄道好きな弟と一緒に18きっぷで旅をしたのが鉄道旅行を始めたきっかけだという斉藤さん。

「かかる時間ほどリアルな距離感がわかるのが鉄道の魅力です。道中で方言が変わったり、車内広告に土地柄が出ていたりして……そんなローカル線が大好きです」

斉藤さんは特に理由や目的もなく、思いつくままに出かける旅行を推薦。「偶然にも夏らしいスポットへ行くことができました。「津山駅」ではタラコちゃんにいっぱい会えて嬉しかったなぁ。「亀甲駅」はたまごかけご飯が有名らしくてホームにのぼりが立っていました。当日は花火大会を見学しましたが、大会に当たらなければそちらもお勧めです」

兵庫県と岡山県を結ぶ姫新線「播磨徳久駅」では休耕田を生かした広大な南光ひまわり畑へ。駅から徒歩15分程度なので散策するのにちょうどいい。その後は2016年4月、「津山駅」構内に開館した「津山まなびの鉄道館」を見学。そしてその名の通り、亀をモチーフにした外観が印象的な「亀甲駅」では夏まつりに遭遇した。「ひとりで花火を観ていたら横におばあちゃんが来て、一緒に観てくれたことが心に残っています。あと駅で本当の亀を飼っていてびっくりしました。特に行き先を決めることはないと思います。気の向くままに」と斉藤さんは話す。

●このプランの旅程

【1日目】
【大阪駅】8:38発(東海道・山陽本線)→【姫路駅】9:43着/9:46発(姫新線)→【播磨新宮駅】10:22着/10:27分発→【播磨徳久駅】10:51着→南光ひまわり畑→【播磨徳久駅】12:22発(姫新線)→【佐用駅】12:27着/13:21発→【津山駅】14:20着→津山まなびの鉄道館→【津山駅】16:37発(津山線)→【亀甲駅】16:51着→駅舎探訪&花火大会→【亀甲駅】21:17発→【岡山駅】22:24着

朝一番の飯山線で出発進行〜!

「大好きな気動車と車窓風景を楽しむなら早朝が狙い目です!」

●このプランの提案者
鉄道アーティスト
小倉沙耶さん

鉄道関連のイベント出演や講演、執筆などを行う鉄道アーティスト。明知鉄道観光大使としても活動。
鉄道旅行が好きだった母の影響で自然と鉄道好きになった小倉さん。「特に地に足をつけて旅をしているというか、距離感をより体で感じられる青春18きっぷの旅が大好きです」と話す。金曜日の夕方に急遽土日が休みになったため、どこに行こう……と思い浮かんだのが朝一番の飯山線だった。「3時間35分じっくりと大好きな気動車を堪能できると思い、最終の列車に飛び乗りました」。おかげで夜明け前の車窓、千曲川から信濃川へとランデブー、えちごトキめき鉄道で日本海、大糸線で峰々の絶景を満喫できた。「早起きは三文の得です!」と話す。

●このプランの旅程

【1日目】
【名古屋駅】18:27発(中央本線)→【松本駅】22:26着/22:47発(篠ノ井線・信越本線)→【長野駅】23:57着

【2日目】
【長野駅】5:14発→【越後川口駅】8:49着/8:55発(上越線)→【長岡駅】10:20着

【3日目】
【長岡駅】8:06発(信越本線)→【直江津駅】9:40着/9:45発(えちごトキめき鉄道)→【糸魚川駅】10:26着/10:29発(大糸線)→【松本駅】→【名古屋駅】18:18着

九州取材で18きっぷを活用!?

●このプランの提案者
鉄道ジャーナリスト
渡部史絵さん

鉄道の有用性や魅力を発信するため書籍の執筆や監修に励む。『電車の進歩細見』など著書多数。

「旅からビジネスまで鉄道はとても有意義な移動手段です」

鉄道愛好家だった祖父の影響で幼い頃から鉄道旅をしている渡部さんは「日本には美しい四季があります。その移り変わりを鉄道では見て確認し感じることができます」とその魅力を話す。通勤電車の形態調査のために北九州を訪れた渡部さんは、最寄り駅から18きっぷを使用して移動。その後飛行機で福岡へ向かった。そして「博多駅」から再び18きっぷを使用して門司港方面の快速で車内をみっちり取材した。「切符を買う必要がないため、18きっぷはとても便利です。調査のほかに見たい駅も巡ってみました。ぜひ、自分ならではの使い方で鉄道を楽しんでください」。

●このプランの旅程

【1日目】
最寄り駅を早朝発(総武本線)→【東京駅】6:53着/7:00発(京浜東北線)→【浜松町駅】7:06着/7:12発(東京モノレール)→【羽田空港第1ビル駅】7:34着/8:20発(飛行機)→【福岡空港】10:10着/10:29発(福岡市営地下鉄空港線)→【博多駅】10:27着/10:46発(鹿児島本線)→【大牟田駅】11:54着/現地取材→【博多駅】