「俗世界から離れて修行の厳しさを体験し、また社会へ。」
(山伏修行体験塾 吉住弘幸さん)
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【男の隠れ家】山での厳しい 修行で悟りを得る「全国山伏修行ガイド」

日本古来の山岳信仰と渡来した仏教とが融合した修行の形態が修験道。山に籠もり、悟りを開き、己を鍛えてみよう。

修験堂の本場で、2泊3日の修行を行う「山伏修行体験塾 羽黒修験堂」

「俗世界から離れて修行の厳しさを体験し、また社会へ。」
(山伏修行体験塾 吉住弘幸さん)
羽黒の山伏たちが先達する山伏修行。写真の抖そう行は月山。山を掛けるこの修行は日中と夜にも行われる。夜の抖そう行は五重塔の前での瞑想が主。
滝打ちも、組み込まれている。
山伏修行で思い浮かぶのが出羽三山。これは羽黒山・月山・湯殿山の総称で、今でも白装束を身に纏った修行者が多く見られる。ここで行われる山伏修行は白装束を身に纏い、俗世界から離れて修行の一端を体験し、出羽三山の自然、そして修験道のなんたるかを学ぶもの。それはいわば、自然と一体となって自然のエネルギーを体内に吸収し、自然と人間との共生を体感すること、そして、日本古来の山伏の精神文化を実際に体験することで、自分自身を見つめ直すことだ。
庄内平野を眼下に抖そう行は続く。
羽黒山抖そう行から修行は始まる。木々の間を白装束の修行者が黙々と歩いて行く。
 修行体験中は、財布・時計・カメラ・携帯電話などは持たず、風呂・ひげそり・歯磨き・化粧なしの装束姿で3日間過ごす。体験とはいえ、その内容は本格的だ。今年は9月2日から4日までの2泊3日の予定。
山伏修行体験塾 羽黒修験堂
期間/9月2日から2泊3日(日帰り、1泊2日、2泊3日各コースあり
料金/3万2000円(2泊3日・往復交通費含まず)。日帰り、1泊2日は要相談

山形県鶴岡市羽黒町手向字院主南
☎0235-62-4727
アクセス/(電車)JR羽越本線「鶴岡駅」よりバス約40分。
(車)山形自動車道「鶴岡IC」より40分
hagurokanko.jp/shiru/yamabushisyugyou/taikenjuku.htm

観音尊と大自然に感謝する 湯之岳観音尊お山掛け修行「真言宗智山派 法海寺」

梵鐘の響きに送られて法螺貝を先頭にお山掛けに入る。
大同元年(806)僧徳一が湯ノ岳の山頂に登り、国家安泰と五穀豊饒を祈った、という縁起による湯之岳観音尊お山掛け。この修行は三百有余年も受け継がれ、毎年8月実施される。帰山の際には修行満願を祝い「舟払い」祝宴をし解散する。
〆帳場、不動滝、賽の河原といった各木戸において、それぞれの御幣を奉納し祈願法要をする。
「300年の歴史を持つ山掛けで自然への感謝を。」(法海寺 楠淳雄住職)

真言宗智山派 法海寺
実施日/下旬の日曜日(平成29年は8月27日)
料金/3000円

福島県いわき市常磐藤原町田場坂125
☎0246-43-5202
アクセス/(電車)JR常磐線「湯本駅」よりバス約10分。(車)常磐自動車道「いわき湯本IC」より約5分
houkaiji.com

昔からの修験の寺院で、山伏峰入り修行を「駒場瀧不動尊 愛敬院」

日帰り修行の行程は、愛敬院で修行祈願の後、清滝不動尊などを巡り、岩岳山頂まで登拝
東北36不動尊霊場30番札所の修験山伏の祈願寺院である愛敬院。毎年5月下旬に岩岳で山伏峰入り修行が行われる。心と身体を鍛え堪える力と真理を探求する意思を養うことを目的に、法螺貝を吹く先達を先頭に「懺悔々々六根清浄」と唱えながら霊地を巡拝し十界一如の修行を行う。
クライマックスは覗き岩にて崖から吊され気持ちを戒める覗き見の行となる。
下山して愛敬院にて護摩を焚き、この世に帰るために火渡りを行い、満行祝宴となる。
駒場瀧不動尊 愛敬院
実施日/毎年5月下旬
料金/3000円

宮城県伊具郡丸森町不動59
☎0224-72-6003
アクセス/(電車)阿武隈急行「丸森駅」よりタクシー約15分。
(車)東北自動車道「白石IC」より約40分
aikyoin.jp