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ホノルル、メドックetc.海外でオススメのマラソン大会は?

マラソンランナーの多くが目標として掲げるのは、大会へ参加すること。たまには趣向を凝らし、旅行を兼ねて海外の大会へ出場してみるのはどうだろう? Japanマラソンクラブの牧野仁さんに、オススメの海外マラソン大会を紹介してもらおう。

■今回のアドバイザー
インストラクター、マラソン完走請負人
牧野仁

1967年生まれ、一般ランナーを完走に導く「マラソン完走請負人」。ランニングスクールJapanマラソンクラブやテレビ・雑誌で活躍するほか、『フルマラソンスタートBOOK』(エイ出版社)、『30代から始める男ランニング』(スタジオタッククリエイティブ)など、多数の著書を持つ、人気コーチ。

バラエティに富んだ海外大会、完走が目的ではないものも

日本のマラソン大会に比べると、海外のマラソン大会には少々変わった趣向が凝らされていることも多いという。

牧野さん「海外マラソン、特に欧米マラソン大会は、国内のマラソン大会よりも楽しみ方の幅が広いように感じます。日本にはまだ紹介されていない大会も多いんですよ。例えば、全米各地で行われる“ロックンロールマラソン”は、レースのコース各地にバンドが配置されて応援を楽しむ大会。フランスのワイナリーで行われる“メドックマラソン”は、ワインを飲みながらフルマラソンにチャレンジする大会。目的は完走でなく楽しむことが優先する大会もあるのです」

また、楽しみ以上に歴史や格式を重んじる大会もあるという。

牧野さん「ギリシャのアテネ(アクロポリス前)~スパルタ(レオニダス像前)まで245㎞を36時間で完走を目指す大会・“スパルタスロン”はなどは、参加条件も厳しく、選ばれし60名しか参加ができません」

バラエティに富んだ海外マラソン大会の数々だが、牧野さんがマラソン初心者にオススメしたいのはなんといってもこの大会。

牧野さん「海外マラソンデビューにうってつけなのは、ハワイで行われるJALホノルルマラソンですね。多くの人にとって、海外に行くということはそれ自体に緊張感があるもの。日本人にとってなじみ深く、参加者の中にも日本人が多いJALホノルルマラソンは、楽しめること間違いナシです。こ制限時間がなく、年齢も小学生から参加可能というハードルの低さも、初心者にオススメのポイントです」

目的に合わせて出場する海外マラソン大会を選ぼう

もちろん、国内とは全く気分を変えて異国の地でマラソンを楽しみたいというランナーもいるだろう。そんなランナーのために、海外マラソン大会を選ぶ基準についても牧野さんに教えてもらった。

1.時間で選ぶ
牧野さん「仕事が多忙な40代にとって海外旅行はハードルが高いこともありますが、国内の地方と遜色ない距離で海外マラソンを楽しむのもいいでしょう。例えば“ユナイテッドグアムマラソン”は、東京(成田)から3時間半。金曜日の夜に発っても土曜日は一日過ごすことができます。さらに、フルマラソンスタートの時間は朝3時。制限時間は7時間なので、遅くとも10時に終わります。ホテルのチェックアウトは12時なことがほとんどなので、大会当日の夕方の便で帰れば、夜には自宅に着くほど近くて便利です。グアムの他にも、サイパン、台北、香港など手軽行ける都市も多くあるので、時間を調整してチャレンジしてみては?」

2.憧れのリゾート地を走る
牧野さん「日々の疲れを癒す目的で、リゾート地に行きたい願望のある人も多いはず。そんな人には、空いた時間で海やプールでゆったりとした時間を過ごしたり、買い物やエステ、ゴルフなどのアクティビティも楽しめるのがリゾートマラソンがオススメ。代表的な大会は先に紹介した“JALホノルルマラソン”。ホノルルの観光名所を巡るコースも魅力的です。バリやプーケット、ニューカレドニアなどもマラソンがあります。あこがれのリゾートで、ノンビリくつろぎながら走るのは楽しいですよ」

3.大都市を走る
牧野さん「国内では『東京マラソンを走りたい』という声が多く聞かれますが、大都市でのお祭りのような大会がお好みであれば、ニューヨークやロンドン、パリなどで行われる大規模マラソンに参加してみてはいかがでしょう。どの大会も参加権を手に入れる競争率は非常に高いのですが、日本の旅行会社を利用すると参加権利も優先的に貰えます。大都市マラソンの魅力は、観光気分で走れること。“ニューヨークマラソン”は、マンハッタンのセントラルパークがゴール。すぐ近くにはタイムズスクエアもあり、まさにニューヨークを全身に感じながら走ることができます」

海外フルマラソンへの出場は、少なくとも半年前から準備して

旅行気分で海外マラソン大会に出場する場合でも、忘れてはいけないのは体の土台作り。

牧野さん「海外大会に限らず、国内大会でも完走するための走る土台作りは必要不可欠です。特に、日頃と環境が全く違う海外マラソンでは、体のコンディションが大きく変わってくることも。JALホノルルマラソンのような制限時間がない大会であっても、時間をかけてもいいので20km程度を連続で走り切れる練習をしておくべきでしょう。参加したい大会を決めたら、10㎞の大会なら1カ月前、ハーフであれば3カ月、フルマラソンであれば、半年の準備期間は必要です。せっかくの海外大会。その土地をとことん楽しむにも、前々から日本でしっかりと練習してくださいね」

最後にアドバイザーからひと言

「ベストコンディションで挑むことで、海外マラソン大会をとことん楽しんで下さい!」

text by Takumi Arisugawa