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“寝不足”と“不眠症”の違いとは…夏の快眠取得法

寝付きが悪い原因は、睡眠不足、それとも不眠症? 意外と知られていないこの2つの違い。それぞれ定義が明確に異なるため、改善方法も違うのだという。もし、不眠に悩んだらどうすればいいのか? 睡眠改善のプロに聞いた。

■今回のアドバイザー
上級睡眠改善インストラクター
安達直美さん

株式会社エス アンド エー アソシエーツ取締役常務執行役員。一般社団法人日本睡眠改善協議会認定上級睡眠改善インストラクター。国内大手航空会社にて国際線客室乗務員として勤務後、寝装品メーカーの研究所で睡眠に関わる研究に従事。睡眠文化戦略コーディネーターを経て、現職に至る。著書に『美人を作る「眠り」のレッスン』(中経出版)。

睡眠不足と不眠症を自分で判断するのは困難!

そもそも睡眠不足と不眠症はどのような違いがあるのだろうか。

安達さん「睡眠不足とは、様々な原因で必要な睡眠時間が足りていない状態のことです。休日はいつも長く眠ってしまうという人は、睡眠不足の可能性が高いでしょう。

一方、慢性的な不眠症状があり、かつ、不眠のために様々な身体的、精神的、社会生活上の支障が出ており、さらに医師が治療の必要を認めた場合に診断されるのが不眠症です。睡眠障害は細かく分類すると80種類以上もあるとされていますので、自分で見分けることは困難です」

成人男性に意外と多い不眠症、重症化する前に病院へ

睡眠不足、不眠症は、それぞれ原因も症状も異なる。そのため、改善方法もまったく違うのだ。

安達さん「睡眠不足を解消するためには、まずは自分にとって適切な睡眠時間を知り、週に3~4日はその睡眠時間を確保するよう努力しましょう。休日に長く眠るのは、体のリズムが崩れるだけなのであまりよくありません。睡眠が不足した翌日は、お昼から15時くらいまでの間に、20分程度の仮眠をとることをおすすめします。

また、不眠症の場合は、単純に睡眠時間を増やして治るというものではありません。ひとりで悩まず睡眠を専門とする医療機関を受診してください。先進国の調査によると、成人の約10%が不眠症に該当するという報告もあります。慢性的な不眠症状のある方の4割以上で何らかの精神疾患がみられるともいわれているため、重症化する前に治療を受ける必要があります」

夏場の快眠のためには、我慢せずエアコンをフル活用しよう

寝付きが悪くなる季節でもある夏。睡眠不足、不眠症を遠ざけるために、気をつけるポイントがある。

安達さん「夏は日照時間が増え、睡眠時間が減る傾向があります。さらに、熱帯夜になると体の中の体温がスムースに下がらず深い眠りに入りにくくなります。

我慢をせず、夏はエアコンに頼りましょう。熱帯夜では人間の体温調節機能では力不足。ただし、直接冷風を体に受けるとよくありません。吸湿性や通気性の高い素材や織りのシーツを選び、薄手のパジャマを身につけ、冷房とうまく付き合うことで快適な睡眠が得られます」

最後にアドバイザーからひと言

「体調や外的要因など、眠れない原因は様々あります。まずは自分の不眠の原因を考えてみることから始めると良いでしょう」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)