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- 夏のオトコのヘア対策 -

夏のペタリ髪にも効果!? 薄毛タイプ別マッサージ術

大汗をかく場面も増える季節は、体臭だけでなく汗でぬれた髪のボリュームが気になる人も多いはず。薄毛だけでなく髪のハリやコシは、頭皮の血流を良くすることで改善が期待できるという。薄毛のタイプ別マッサージを、ヘッドスパ専門店に聞いた。

■今回のアドバイザー
ヘッドスパ専門店「PULA」オーナー
辻敦哉さん

ヘッドスパのスペシャリスト。独自の技術が、ゴッドハンドとして業界を賑わす。独立し、2011年4月にヘッドスパ専門店「PULA(プーラ)」をオープン。95%以上の人たちの髪のコンディションを改善して超人気店となる。著書に『世界一簡単な髪が増える方法』(アスコム出版)がある。

薄毛には5タイプある。薄毛タイプ別の身体の不調とは?

辻さん「薄毛には大きく分けると、5つのタイプがあります。

1つ目は、頭頂部から薄くなる『O字タイプ』。2つ目は、生え際から薄くなる『M字タイプ』と『A字タイプ』。M字は剃り込んだように頭上から見るとM字になっています。A字は中央に入り込んで薄くなっているのが特徴です。3つ目は、全体的に薄くなる『全体タイプ』と髪の分け目が目立つ『分け目タイプ』。これは特に女性に多い薄毛の症状になります。最後に、5つ目として耳周りから薄くなっていく『耳周りタイプ』も存在します。まずは自分の薄毛が、5つのタイプのどれに区分されるのかを確認してください。

私はこれらの症状を詳しくみていくうちに、なんとなく薄毛タイプによって身体の不調に傾向があることに気がつきました。たとえば、『O字タイプ』はストレスで筋肉が緊張して血圧が高い人が多く、『M字・A字タイプ』は目を酷使し眼精疲労が溜まっている状態の方が目立ちました。『全体タイプ・分け目タイプ』は、腎臓が衰えている傾向が強く、『耳周りタイプ』は精神的な緊張が抜けず、特に首回りが硬くなっていました。

あくまで全体的な傾向なので一概には言えませんが、このように薄毛タイプによって、衰えている部分は違うので、特に弱っている部分を改善できるようマッサージをしていくことが重要です」

薄毛タイプ別 育毛効果アップのマッサージ法とは?

辻さん「自分のタイプを把握したら、それぞれに合ったマッサージを実践してください。どんな薄毛タイプの人にも効果が見込める、万能型の頭皮マッサージ“頭皮持ち上げ”を行ってから、タイプ別のマッサージを行う手順がおすすめです。

まずは“頭皮持ち上げ”からです。私たちの頭皮は常に重力によって、下へと引っ張られています。そのため頭頂部に近くなればなるほど強張ってしまい、血流が悪くなっています。そこで、しっかり頭皮を緩めるマッサージを行う必要があるのです。

“頭皮持ち上げ”の方法はとても簡単です。両手のひらの付け根にある膨らみを、耳の上にある窪みにしっかり当て、両手を頭のてっぺんに寄せるように押し上げるのを繰り返し、耳の上の頭皮をほぐしてください。『頭皮持ち上げ』を繰り返したら、次は薄毛タイプ別のマッサージで不調を整えていきます。

『O字タイプ』には、高血圧を改善する“小指の爪もみ”が効果的です。手の小指の爪の両脇を親指と人差し指でぎゅっと挟み、10秒ほどしっかり揉むだけでOKです。

生え際から薄くなる『M字タイプ』と『A字タイプ』は、眼精疲労が強い傾向があるので、目の疲れをほぐす“眉毛掴み”が良いでしょう。親指と人差し指を使って、眉毛を皮ごと挟むようにつまみ、目頭から目尻にかけて3~4箇所をつまんで、目の周囲のつぼを刺激してください。

『全体タイプ』には、頭皮の血行を促進する“百会押し”をオススメします。左右の耳の上端を結んだ線の中心、頭頂にあるのが百会というつぼを頭の中心に向かって押し、血行を促進します。

『耳周りタイプ』は、首のコリをじんわりほぐす“スロー首回し”。どこの筋肉が伸びているかを意識しながら1周15秒をかけて、ゆっくり首を回します。

頭皮マッサージとこれらのタイプ別マッサージを組み合わせることで、流れの悪い場所も血流が改善されます。頭皮の血行も促進され、育毛にも効果が期待できるわけです」

マッサージはスキマ時間を利用して。育毛には生活習慣の見直しも

「マッサージは、特に1日何回という決まりはありません。気が付いた時に、3~5回行うだけで十分なので、仕事中や、移動のスキマ時間を活用してください。ただ、マッサージはあくまで身体や頭皮の血流改善の手段のひとつ。薄毛の原因は様々なので、育毛のためには生活習慣や食習慣の見直しも必要です。

最後にアドバイザーから一言

「薄毛タイプ別マッサージで頭皮の血行を改善し、生き生きとした髪の毛を取り戻しましょう!」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)