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- 40男が嗜む逸品 -

ドン ペリニヨンの「ダークな宝石」と称される「ドン ペリニヨン ロゼ」に新たなヴィンテージがラインナップ

世界で愛飲される「ドン ペリニヨン ロゼ」に2017年6月以降新しいヴィンテージが加わる。小さな泡をまとった宝石のように美しいガーネットカラーのシャンパーニュは、至福の時間を約束してくれる。

シャンパーニュの歴史に思いを馳せる

世界中で愛される酒「シャンパーニュ」が造られるのは、フランス・パリから東へ約130キロに位置するシャンパーニュ地方だ。そのシャンパーニュ地方にある小さな町エペルネで、世界でもっとも有名な、高級シャンパーニュを代表する銘柄「ドン ペリニヨン」が造られている。

ドン ペリニヨンの名は1668年、シャンパーニュ地方のオーヴィレール村にある「オーヴィレール大修道院」の醸造責任者に任命されたドン・ピエール・ペリニヨン僧に由来するものだ。彼はそれからの47年間、世界最高のワイン造りを志し、圧搾機によって黒ブドウから白ワインを造るための製法や、異なるワインをブレンドするなど、シャンパーニュ造りの基礎となる様々な発明をしたという。

そんな歴史に思いを馳せるとシャンパーニュがさらに愛おしくなるが、そのシャンパーニュの歴史に新たな名を刻む銘酒が2017年6月にリリースされる。1959年に初めて造られた「ドン ペリニヨン ロゼ」の新たなヴィンテージだ。

これまでにない円熟した芳香と味わい

ドン ペリニヨンは良い葡萄が実った年にしか造られない。ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2005に使われているのは黒葡萄である「ピノ・ノワール」と白葡萄の「シャルドネ」だ。今回のヴィンテージである2005年は温暖で雨が少なく、乾燥した年だったそうだが、9月には雨が降って涼しくなったという。畑で徹底した選別をして良い葡萄を選んだ結果、これまでにない円熟した芳香になり、別格の味わいに仕上がっている。
ドン ペリニヨンの醸造最高責任者を務めるリシャール・ジェフロワ氏は「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2005は、ドン ペリニヨン ロゼの偉大な歴史に名を連ねます。ドン ペリニヨンにとって時は変容であり、ロゼは白と同様、ヴィンテージごと、自身の新たな側面を顕在化させます」と語っている。

実る葡萄が描かれたドン ペリニヨンの特徴的なデザインのエチケットには「Rosé」と「Vintage 2005」とあり、このボトルが新しいヴィンテージであることが示されている。ちなみにドン ペリニヨンのラベルの一番上には「Dom PÉRIGNON・MILLÉSIMÉ Altum Villare」とある。これはドン ペリニヨンがミレジメ(単一年に収穫されたもの)であること、そしてドン・ピエール・ペリニヨン僧がワイン造りをしたオーヴィレール(Hautvillers)の昔の呼び名をラテン語(Altum=高い、Villare=集落)で表記したものだ。誰かと乾杯する際に、ちょっとした蘊蓄として披露してみてほしい。
ミレジメの希少価値、さらにロゼという特別感を持つドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2005は、飲む人を必ずや幸せにしてくれることだろう。

Text by Tamotsu Narita