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夏こそ使い捨てカイロが必要!? 男性も注意すべき「内臓型冷え症」

冷え症と言えば冬のもの、また女性に多いというイメージがあるが、夏にクーラーの効いたオフィスで仕事に励む男性こそ気をつけるべきなのが、「内臓型冷え症」。具体的な症状や改善策を、「全国冷え症研究所」の山口勝利さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
全国冷え症研究所 所長
山口勝利さん

理学博士、冷え症博士、全国日本冷え性治療協会会長。1997年に設立した「全国冷え症研究所」では「冷え症に対する意識改革」を掲げ、年間4000人以上の対表温度を計測、冷え症の研究・治療に取り組む。その功績が認められ、平成15年度社会文化功労賞を受賞。著書に『冷え症を治してキレイにやせる』(二見書房)など。

倦怠感や不眠など、夏の不調の原因は「内臓型冷え症」にあるかも?

山口さん「『内臓型冷え症』とは、内臓の温度が慢性的に低下してしまう状態のことです。体温の平均が35〜36度前後なのに対し、生命維持活動に直結する『内臓温度』は、通常は平均37.2〜38度に保たれています。しかし夏場、冷房の効いたオフィスに長時間滞在していると、外気温と体内温度の差に体がストレスを感じ、血管が収縮して血流が悪化。身体への熱の運搬が停滞するので、全身が内側から冷えてしまうのです。

また、内臓の働きが低下することで食欲不振など夏バテの症状が現れやすくなるほか、自律神経のバランスも乱し、肩こりや腰痛、不眠、下痢、倦怠感など、さまざまな不調の原因にもなります。夏場になんとなく体調が優れないと感じるときは、内臓型冷え症を疑ってみるのも良いでしょう」

カイロを使ってピンポイントで血行を改善! 温めるべき箇所は?

山口さん「内臓型冷え症の対策には、血行を改善することが重要です。その時に使用をオススメするのが市販の使い捨てカイロ。場所や時間を問わず、局部をピンポイントで温めることができます。

貼るタイプのカイロは、おへそから指4本分ほど下の部分、『丹田』に貼ってください。同時に背中側にも貼るとより効果的です。下腹部の血行が促進されて自律神経のバランスが整えられるほか、腸を直接温めることで、冷えにともなう食欲不振や下痢などの症状改善が期待できます。

貼らないタイプのカイロは、うなじに当てて使用します。うなじには『風門』という大きな血管が通っているので、全身の血行促進の要所となります。

カイロの使用時は低温やけどに注意が必要です。貼るタイプのカイロは、必ずインナーの上から貼ってください。また、睡眠時など長時間同じ所にカイロが当たったり、体圧が掛かったりする場合には使用を控えてください」

夏の冷え放置は危険! 秋から「次世代型冷え症」に悪化することも

山口さん「夏場の内臓型冷え症を放置したまま秋口に入ると、より深刻な『次世代型冷え症』に進行することがあります。次世代型冷え症とは、自律神経の乱れや麻痺によって末梢血管が拡張することで、どんどん熱を放出する手先や足先はほてっているのに、背中、腰、腹部などの全身に冷えを感じるというニュータイプの冷え症です。

冷え症はどんどん進行してしまうので、次世代型冷え症への悪化を防ぐためにも、夏の冷えをしっかり改善させることが重要なのです」

最後にアドバイザーからひと言

「働き盛りの世代です。万病の元となる冷えを取って活躍を!」

Text by Mai Tachikawa(Seidansha)