垂直マラソン
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高層ビルを駆け上る! 話題の新スポーツ「垂直マラソン」の魅力とは?

2016年末、日本で世界大会が開催された話題の新競技「垂直マラソン」。高層ビルの階段を駆け上るタイムを競うスポーツで、全身を鍛える効果も期待できるという。競技の概要や魅力について、アストラカン大阪の奥野晋一郎さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
「HARUKAS SKYRUN」総合プロデューサー
奥野晋一郎さん

株式会社アストラカン大阪・プロデューサー。株式会社ミーティング取締役。昨年、大阪あべのハルカスで開催された、階段垂直マラソンVertical World Circuit 大阪大会「HARUKAS SKYRUN」では大会プロデューサーとして、日本初上陸の垂直マラソンを大成功させた。現在は株式会社ミーティングのプロデューサー/取締役として従事。音楽やスポーツを通して人が集える「場作り」を日々模索中。

足だけでなく手も使うことで全身を鍛えることができる、登山にも似た「階段垂直マラソン」

奥野さん「『垂直マラソン』とは、超高層ビルの最上階、屋上を目指してひたすら階段を上っていき、頂上までのタイムを競う、非常にシンプルなスポーツです。階段を使うとなると、足の筋肉だけで昇りきるイメージがあるかもしれませんが、階段マラソンのポイントは手すりを効果的に使うところにあります。そのため下半身だけでなく、上半身の筋肉にも効果的に活用するのがコツです。つまり腕の筋肉を使い前傾姿勢で階段を登ることで、全身の筋肉を使うことができるわけです。これは登山と同じで、“パワーハイク”と呼ばれる登り方になります。実際に垂直マラソンの大会に参加したマラソンランナーも、普段のマラソンとは違う、上半身の筋肉も鍛えられると驚いていました。マラソンが得意な人が、必ずしも垂直マラソンでいい結果を出すとは限らない。未知数な新スポーツだからこその面白みを感じられると思いますね。

一説では、階段をパワーハイクしていく運動は平坦な道を走るよりも消費カロリーが高いという話も。それだけ身体に負荷をかける動きではありますが、そのぶん身体作り、体力作りには大きな効果があると期待できます。

また、まだ日本では歴史が浅いゆえに、未知のスポーツを開拓、競技性を探求していく面白さも『垂直マラソン』にはあります。一度、階段を登り始めたら後はひたすら自分との戦い。一気に駆け上がるのも、自分のペースを保って登っていくのも自分次第です。だからこそ、スポーツをする際の忍耐力や精神力を鍛えることもできます。また特別な技術がいらないスポーツなので、体力さえあれば大人から子供まで楽しめるのも、魅力。実際、昨年の12月に開催した『ハルカススカイラン』では、75歳の方が参加され、見事に完走していました」

新ジャンルの都市型エンタメスポーツとして、海外では既に人気

奥野さん「垂直マラソンは日本ではまだまだ馴染みの薄いレースですが、海外では既に2009年に第1回世界シリーズ大会が行なわれ、今年で9回目を迎えます。大会はこれまでロンドンをはじめ、ドバイ、ニューヨーク、パリ、マニラ、シドニー、北京、上海、そして香港など世界有数の大都市で開かれました。また、垂直マラソンの要である“舞台”には、382mの高さを誇るニューヨークのワールドトレードセンターなど、その都市の代表的な超高層ビルを使用しています。そして2017年、この世界シリーズ本戦の開催地に日本も選ばれ、昨年に引き続き、大阪で大会を行なうこととなりました。海外の都市も含め、各大会での取得ポイントを通年で競い合い、チャンピオンを決定するわけです。去年はエキシビションでしたが、今年は本戦なので、より盛り上がる事、必至です。舞台は日本一の高さ300mを誇るビル“あべのハルカス”。出場者には、昨年同様に非常階段を使ってハルカスの屋上を目指し、1500段以上の階段を駆け上がっていただきます。

垂直マラソンはスポーツ競技としての側面と、お祭り的に盛り上がる側面を併せ持ち、新たなる都市型スポーツコンテンツ開発の可能性を秘めています。どちらも持っていることから、幅広い方々に親しんでもらえる競技だと思います」

身体に負荷をかける競技だからこそ、無理は禁物! しっかりと水分補給を

奥野さん「垂直マラソンは、無理のない程度に自分のペースをつかむことが重要です。ペース配分には気を配りましょう。また、普段あまり運動をされていない方は水分補給などを怠らないことが重要です。一番大事な事は楽しむところから。いきなりハードな運動をするのは身体にもよくありません。レース前は、ウォーミングアップをしっかり行なってから参加してください」

最後にアドバイザーからひと言

「垂直マラソンは国内では大阪以外でも既にいくつかのエリアで開催されてますが、各地域の特異性を活かしながら全国的に広がってほしいなと思います。海外の大会も増えているので、国内の大会のみならず海外大会も参加視野に入れられても良いかと思います」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)