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その肩こりの原因は花粉かも!? 「季節性アレルギーこり」とは?

花粉やPM2.5が引き起こす、季節性アレルギーの代表的な症状といえばくしゃみや咳。しかし、この他にも、全身に重いこりを感じる「季節性アレルギーこり」と呼ばれる症状があるという。その詳細を池袋大谷クリニック・院長の大谷義夫さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
池袋大谷クリニック院長
大谷義夫さん

東京医科歯科大学呼吸器内科医局長などを経て、2009年に池袋大谷クリニックを開業。呼吸器とアレルギー領域の診療に特化。患者に寄りそったわかりやすい診療を心がける一方、専門医として治療の質にもこだわりがある。メディア出演多数。

アレルギーシーズンで気をつけるのはくしゃみだけじゃない!

大谷さん「“季節性アレルギーこり”とは、アレルギーによって引き起こされるくしゃみや咳によって肩や背中がこる症状のことです。春先から初夏にかけては花粉やPM2.5が飛び交い、アレルギーを持つ方にとってはツラい時期ですが、それによって引き起こる咳やくしゃみが“こり”や“張り”の原因になります。

その理由は、くしゃみや咳をするときの前傾姿勢にあります。前傾姿勢は首や肩、背中まわりの筋肉に余計な力が入ってしまうのです。また、前かがみになると体の前面にある肋骨周辺の筋肉(肋間筋)を使わなくなります。この肋間筋が、肋骨をひろげたり狭めたりすることで呼吸をおこなうのですが、肋間筋が衰えると肺を広げて酸素を取り込む力が弱まり、血の巡りが悪くなるのです。アレルギー症状が激しいこの時期に、血行不良と全身のこわばりによって引き起こされるのが、季節性アレルギーこりというわけです。また、夜になると咳・くしゃみが激しくなるという人も多く、体が痛くて眠れず睡眠不足になって仕事に支障が出るケースもあります。早めのケアを心がけましょう」

全身の血行促進が「季節性アレルギーこり」を解消するカギ

大谷さん「季節性アレルギーこりの解消には、血行改善がマストです。鼻づまりや咳、前傾姿勢などで浅くなりがちな呼吸を“深い呼吸”に戻す必要があります。もっとも手軽な方法は、鼻による深呼吸。体内にバイキンを取り込みやすい口呼吸は避け、鼻でゆっくり息を吸い、一回で取り込む酸素量を増やしましょう。

もしも、口呼吸で浅い呼吸の習慣があり、鼻呼吸が苦手な場合は『口すぼめ呼吸』という呼吸トレーニングをおこないましょう。まず、2秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけて口から細く長く息をはく。これを1セット10回ほど繰り返します」

呼吸法のほかにも、水分補給や磁気治療器の利用も解消のポイント

大谷さん「呼吸による血行改善だけでなく、水分補給も心がけてください。こまめに水分補給をおこなうと、血流がよくなるだけでなく、乾燥しがちな鼻やノドの粘膜の保護にもつながります。それでも“こり”がひどいという方には、血行促進に効果的な、市販の磁気治療器の併用もオススメです」

最後にアドバイザーからひと言

「背中や首、肩の血流をよくして“こり”を改善し、アレルギー症状が出やすい季節を少しでも快適に過ごしてもらいたいです」

Text by Miki Ohnuki (Seidansha)