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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】相手との“共通項”を探しだせ!

合コンや飲み会などで複数の異性を前にした時、皆さんは何を基準に相手を選ぶだろうか。ルックス? それとも性格や物腰? おそらく異性に惹かれるポイントは十人十色で、しかもケースバイケースであるはず。だが、人が異性に求めがちな要素を知ることができれば、恋愛力アップにつながるのは間違いない。相手のストライクゾーンを見極めるコツはないものだろうか。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

宗教や生活習慣、文化の違い…人は本能的に違和感を排除しようとする

内藤先生「まずは相手と自分の“類似性”を探すことでしょう。誰しも、それまでの人生を歩んできた背景というものがあります。家族や出身地、あるいは出身校。人はこうした背景が似ている相手に、無意識に惹かれやすい傾向があるんです」

確かに、同郷だったり住まいが近かったりといった共通点が見つかると、会話も弾みやすい。これは心理学的にも実証されているという。

内藤先生「米スタンフォード大学の心理学者エリザベス・マクリントック氏が、732人の大学生の交際関係を調査しました。その結果、多彩な人種が在籍するアメリカの大学においても、やはり同じ人種に惹かれ、結ばれているケースが圧倒的に多いことが判明したのです。宗教や生活習慣、文化の違いというのは、無意識下で大きなストレスとなるため、人は本能的にそうした違和感を排除しようとするのだと、マクリントック氏は結論付けています」

つまり逆にいえば、意図的に共通点を探して同類であることをアピールすれば、相手の気を惹きやすいともいえる。

内藤先生「人は異性に癒やしを求めるもの。ですから、ちょっとした金銭感覚の違いなど、生まれ育った環境の差異が明らかになると、どうしても減点されてしまうわけです。人間にも魚と同様、棲みやすい水というのがありますからね」

これは交際がスタートしたあと、関係を長続きさせられるかどうかにもかかわってくる問題だと内藤先生は語る。仲のいい夫婦は顔が似てくるとよくいうけど、そもそも似たもの同士だからこそ円満なのだと考えるべきなのかもしれない。
Text by Satoru Tomokiyo