Leica01
- 40男が嗜む逸品 -

大丸×ライカのコラボレーションによる本漆塗りカメラ「ライカM ブラックアンバー」

老舗百貨店の大丸が創業300年を迎えることを記念し、長い歴史と確かな品質を誇るドイツのカメラメーカー「ライカ」が、輪島の本漆塗を施したカメラ「ライカM ブラックアンバー」を限定発売する。

創業300年を迎えた大丸と、100年以上の歴史を誇るライカ

老舗百貨店の大丸は享保2年(1717年)、下村彦右衛門正啓が京都の伏見に呉服屋「大文字屋」を開業したことに始まる。その後1726年に大阪の心斎橋筋に支店を開き(現在の大丸心斎橋店)、大丸という名称を初めて使ったのは1728年、名古屋に進出した際に「大丸屋」と名乗ったことが起源だ。

創業者の彦右衛門は1688年生まれ、幼いころから利口で、19歳で京都に開いた小さな店をわずか30年ほどで京都、大阪、名古屋、江戸に大店を構えるまでに成長させた豪商だ。ちなみに彦右衛門は背が低くて頭が大きく、耳たぶが垂れ下がった福々しい見た目だったことから、江戸時代に「願いが叶う」と流行した、裃を着て正座をした幸福招来の縁起人形「福助人形」のモデルという説もあるという。

一方、大丸とコラボレーションするライカは、デニス・ストックが写したタイムズ・スクエアで雨の中をくわえ煙草で歩くジェームズ・ディーンや、アルベルト・コルダが撮影した数々の革命を指導したチェ・ゲバラの有名なポートレートなど、歴史に残る写真を写した名器を数多く手がけ、写真家のロバート・キャパ、芸術家のアレキサンドル・ロトチェンコらも愛用したカメラメーカーだ。
300年を迎えた百貨店の大丸と、100年を超す歴史あるカメラメーカーのライカがコラボレーションする「ライカM ブラックアンバー」は、輪島塗の匠の技を惜しみなく注ぎ込んだ贅沢な仕上がりの逸品だ。

受注生産で限定50台、値段は135万円!

ベースになるカメラは「ライカM(Typ 240)」。そのトップカバー、ベースプレート、細部のパーツまでが、輪島の熟練の職人によって1台1台手仕上げで本漆塗りが施される。5層にも及ぶという重ね塗りによって生まれた、滑らかで艷やかな仕上げは使うほどに表情を変え、経年変化も楽しめるという。歴史の重みを感じる美麗さ、さらには蠱惑的な魅力まで秘めた重厚なモデルだ。
カメラは桐箱に収められ、春は「桜」、夏は「波」、秋は「紅葉」、冬は「雪」という四季のモチーフが漆塗りに蒔絵で描かれたシャッターレリーズボタンと、赤漆塗りで仕上げられたロゴマーク入りのボディキャップが付属する。

価格は1,350,000円(税抜き)、ボディのみでレンズは別売りとなる。受注生産で、国内限定50台だ。なお完全な手作業で塗りと乾燥を繰り返すため、注文してから3~4ヶ月後に届く予定だという。

3月25日(土)の13時よりライカ大丸東京店、ライカ松坂屋名古屋店、ライカ大丸心斎橋店で受付を開始する「ライカM ブラックアンバー」。手にした人はカメラ本体の美しさを超えるような圧倒的な写真を残せるよう、じっくりと腕を磨かねばなるまい。
Text by Tamotsu Narita