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- 世間を騒がせるゴージャスセレブ -

イヴァンカ・トランプ―世界が注目する米大統領の長女

2017年1月20日にドナルド・トランプが第45代アメリカ合衆国大統領に就任した。その過激な言動には賛否両論が渦巻いているが、同時に今、全米のみならず、世界中から注目を集めているのがドナルド・トランプの美しき長女、イヴァンカ・トランプだ。毀誉褒貶の激しい父親の傍らに立ち、常にやさしく微笑むイヴァンカの評価は日々上がり続けている。

美貌と知性を兼ね備え、「トップ・オブ・セレブ」と称されるイヴァンカ・トランプ

イヴァンカは、トランプ夫人である「ファースト・レディ」のメラニアよりも影響力の強い「ファースト・ドーター」とも呼ばれている。身長180cm、スリーサイズは91・66・91という見事なモデル体型。美貌と知性を兼ね備え、父親譲りのブロンドヘアをなびかせて各国の要人と渡り合う姿は、まさに「トップ・オブ・セレブ」と称しても申し分のない風格さえ漂っている。

ドナルド・トランプの最初の結婚相手、イヴァナとの間で長女として生まれたイヴァンカは、兄と弟に挟まれ、ひとり娘として周囲から溺愛されて育った。やがて父ドナルドの不倫スキャンダルが発覚し、当時8歳だったイヴァンカは、ゴシップ記者に囲まれて質問攻めに遭うという洗礼を浴びた。

結局、ドナルドとイヴァナは92年に離婚。兄のドナルド・ジョン・トランプ・ジュニアは、この離婚劇にショックを受け、父ドナルドとしばらく口を聞かなかったというが、イヴァンカは「この離婚によって両親と個々に親しくなれたし、兄弟とも親密になれた」と前向きに捉えたコメントを残している。

ドナルドには、再婚したマーラ・メープルズとの間に娘がひとり、そして3度目の結婚となった現在のメラニアとの間に息子をもうけており、全部で5人の子どもがいるが、大統領となった今でも、もっとも信頼と寵愛を捧げているのがイヴァンカだ。その理由は、彼女の華麗な経歴と、類まれな才能にある。

イヴァンカは、ニューヨークの名門女子校チャピン・スクールに通った後、15歳でコネチカット州のチョート・ローズマリー・ホール校に転入する。このころ、「早く独立したかった」という理由でモデル活動を開始。1996年にデビューすると、すぐにファッション業界の注目を浴び、翌年には米ファッション誌『Seventeen Magazine(セブンティーン)』の表紙を飾るほどの人気を獲得する。ドナルドもイヴァンカのモデル活動を後押し、彼がオーナーを務めるミス・コンテスト『ミス・ティーンUSA』の司会に抜擢するなど、テレビタレントとしても活躍の場を広げていった。

その後も、ヴェルサーチなど有名ブランドのファッションショーに起用され、男性誌でセクシーなグラビアにも挑戦するなど活動は順調だったが、イヴァンカにとってモデルは本業ではなかった。

高校卒業後にはジョージタウン大学に2年間在学、そして2004年には父ドナルドの母校でもあるペンシルベニア大学のウォートン・スクール(学士課程)に転入し、経済学の学士号を取得。大学卒業後は、いくつかの不動産会社に勤務したのち、満を持して父が経営するトランプ・オーガナイゼーションに入社して不動産開発・買収部門の副社長の役職に就く。以降、重要な買収案件などは実質的にイヴァンカが担当することが多くなり、トランプ社の懐刀としてビジネスの世界でもその名前を轟かせていく。

その傍ら、自身の名を冠したファッションブランド「イヴァンカ・トランプ」を立ち上げ、CEOに就任。その知名度と実績を活かして著作を出版するなど、全米の女性が憧れるセレブとして注目を集める存在となっていくのである。
(C)Buzzfoto/amanaimages

イヴァンカはトランプ政権の一縷の望み、女性初のアメリカ合衆国大統領の可能性も!?

私生活では、不動産開発会社クシュナー・カンパニーズの跡取りであり、地元紙「ニューヨーク・オブザーバー」を買収したことでも話題となったジャレッド・クシュナーと2009年に結婚を果たす(上の写真の右がジャレッド)。ジャレッドはユダヤ系アメリカ人であるため、イヴァンカは結婚を前に、長老派のキリスト教徒から現代正統派のユダヤ教徒に改宗している。

2年後の2011年には、第一子となる女児アラベラ・ローズを出産。先日、「PPAP」を歌い踊るビデオで注目を浴びた、あの愛らしい娘がアラベラだ。グローバルな人物に育つようにと、早くから中国語を学ばせているという。さらに、2013年に長男となるジョセフ・フレドリック、そして2016年に次男のセオドア・ジェームスを出産。この前後から、イヴァンカは父ドナルドの選挙戦に参加し始め、トランプ陣営の要として活動していくこととなる。

じつは、この選挙戦で最終的な対立候補となったトランプ家とクリントン家は、昔から家族ぐるみのつき合いがあった。特に、ビルとヒラリーのひとり娘であるチェルシー・クリントンとイヴァンカは、同世代ということもあり、親友と呼べるほどの仲だったが、これ以降は疎遠になってしまったという。
(C)UPI/amanaimages
熾烈な選挙戦を勝ち抜き、ついにアメリカ大統領となったドナルドは、信頼のできるスタッフとして家族をホワイトハウスに呼び寄せ、アメリカ合衆国の「経営」に乗り出した。その家族主義に、一部からは「政治の私物化」との声も上がり、イヴァンカのブランドも批判の対象になっている。

しかし、その一方で、冷静でクレバーなイヴァンカはトランプ政権における一縷の望みとしても捉えられており、その存在はさらに重要度を増しつつある。イヴァンカは、あるインタビューで「将来、自らが大統領選に出馬する可能性」について尋ねられたとき、こう答えている。「私が出馬するとは考えていません。でも、私は『人生に絶対はない』ということを学んでいます」。

何年後になるかはわからないが、もしかすると、女性初のアメリカ大統領に就任するのは、イヴァンカ・トランプなのかもしれない。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C)Polaris/amanaimages(main)