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4台限定、専用のダークカラーを纏ったBMW『i8』

「排気ガスの少ないクルマ」の開発は、いまや自動車メーカーにとって命題のひとつ。各メーカーのラインナップに占めるプラグインハイブリッド(PHV)の比率は年々増加しており、それはスポーツカーにおいても変わらない。そんななかで、2014年以降、革新的パッケージによって「プラグインハイブリッドスポーツ」という分野を牽引してきたのがBMW『i8』である。2017年1月24日、この『i8』にシックな専用ダークカラーを纏った限定車『i8 Protonic Dark Silver(プロトニック・ダーク・シルバー)』が登場。販売されるのはたったの4台のみという、超希少なスペシャルモデルだ。

コンパクトカー並の低排出ガスを実現したプラグインハイブリッドスポーツ『i8』

2014年9月にデビューした『i8』は、持続可能な次世代モビリティを提唱するBMWのサブブランド「BMW i」が生み出したスーパースポーツだ。量産車として初めてボディの基本骨格にCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を採用し、そのスタイリングもイタリアのスーパーカーのそれとは異なり、サイボーグのような未来的なメカニカル感を持つ。

最大の特徴は、スポーツカーでありながらコンパクトカー並の低排出ガスと燃費性能を実現するプラグインハイブリッドテクノロジー、「eDrive(イードライブ)」を採用していること。リヤミッドには発電装置を兼ねる 1.5L直列3気筒ツインパワーターボエンジンを搭載し、システムトータルで最高出力362ps、最大トルク570Nmを発生する。駆動方式は、ターボエンジンでリアタイヤを駆動し、モーターでフロントタイヤを駆動する4WD。4つのタイヤで蹴られたボディは4.4秒で100km/hに達する。

また、最長35km、最高速度120km/hまでならゼロエミッションで走行が可能だ。これもプラグインハイブリッドならではの特徴だろう。自宅および外出先のステーションでも充電可能なので、短距離ならエンジンを使わずにEVとして使える。

価格2242万円、限りなく黒に近い専用色を纏う『i8プロトニック・ダーク・シルバー』

今回の『i8プロトニック・ダーク・シルバー』は、エクステリアにダーク・シルバーの専用ボディカラーを纏った限定モデルだ。

ご覧の通り、その色合いはシルバーというよりブラックに近く、クールで洗練されたムードが横溢。ブラック・ハイグロスのブレーキキャリパーをアクセントに備えた足元の20インチの大径アロイホイールとの組み合わせにより、ただ者ではない存在感を放つ。また、LEDヘッドライトに比べて2倍の照射距離を実現した先進的な「BMWレーザーライト」も標準装備する。
ガルウイングドアを開けると目に飛び込むフルレザーのインテリアには、ダンベルギア・ブラウンのエクスクルーシブ・ナチュラル・レザー/クロス・アクセント・シートを標準装備。さらに、エディションネームとシリアルナンバーの入った専用インテリア・バッジを装着するほか、コネクテッド・ドライブ・サービスとBMWドライバー・サポート・デスクなどのサービスがパッケージになった「BMW i コネクテッド・ドライブ・プレミアム」も特別装備される。

『i8プロトニック・ダーク・シルバー』の価格は、ベースモデルよりも251万円アップの2242万円(消費税込み)。販売台数は、左ハンドル2台、右ハンドル2台のわずか4台のみ。独自のポジションを築いたプラグインハイブリッドスポーツの希少な限定モデルだけに、すでに完売している可能性もある。ちなみに、納車は4月を予定しているという。そのころに、日本のどこかでダーク・シルバーを纏った特別な『i8』を目にする機会が訪れるかもしれない。
Text by Tetsuya Abe