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今こそ「冬バテ」に注意! 冬型ビタミン欠乏症の原因、解消法は?

春を前にダルさや疲労を感じている人は「冬バテ(冬型ビタミン欠乏症)」の可能性がある。原因は年末年始の飲酒や冬型の生活にあるという。「冬バテ」の症状や解消法をスピックサロンメディカルクリニック院長の柳澤厚生先生に聞いた。

今回のアドバイザー
スピックサロンメディカルクリニック院長
柳澤厚生さん

スピックサロンメディカルクリニック院長。日本におけるビタミンC点滴によるガン細胞の抑制研究、統合医療研究の第一人者。著書多数。

血流の悪化や日照時間の少なさなど、冬はビタミンを失いがちに

柳澤さん「『冬型ビタミン欠乏症』とは、冬場に引き起こしやすいビタミン不足による栄養失調の状態を指します。『冬バテ』や『冬疲労』とも呼ばれ、とくにこの時期に充分な睡眠をとって軽い運動を心がけているにもかかわらず、疲労を感じてベッドから起き上がることができない、という人は冬型の栄養失調を起こしている可能性が高いといえるでしょう。

冬にビタミン不足になってしまう理由のひとつは、大量のアルコールの摂取です。とくに、年末年始はお酒を飲む機会が多く、その都度アルコールを体内で分解するために大量のビタミンB1を消費してしまいます。そのほか、日照時間もビタミンと深いかかわりがあります。日光浴をすることにより体内で産生されるビタミンDは、日照時間が少ない冬は必然的に作りにくくなります。冬は、さまざまな要因からビタミン不足を引き起こしてしまうのです。また、体が必要とする栄養素と酸素が冬の寒さによる血管収縮によって全身に運搬されにくいのも、冬疲れの原因と考えられます」

冬バテ解消にはビタミンの補給が急務! その方法とは?

柳澤さん「『冬型ビタミン欠乏症』を解消する方法は、フルーツなどのビタミンが多い食材による補給が一般的です。たとえば、通年を通して安定的に店頭に並んでいるいちごならば、1粒10mgのビタミンCが含まれています。成人は1日100mgのビタミンCの摂取が望ましいといわれているので、1日にいちごを10粒ほど食べれば、必要なビタミンCが補給できます。また、春から旬を迎えるキウイもビタミンCが豊富なのでおすすめのフルーツです。生で食べてもOKですが、ジュースやヨーグルト、牛乳に合わせてスムージーにすると、より手軽に多くのビタミンやミネラルを摂取できます。また、冷えの症状が気になる方は、首元に蒸しタオルを当てて全身の血の巡りをよくすると全身が温まるので、ぜひ試してみてください。

これらの対策のほかに、医療機関でのビタミン点滴という方法があります。医師の適切な栄養指導と疲労回復に効果的なビタミンB1、B2、B3、B6、B12など6種類のB群とそのほかのビタミンやミネラルをバランスよく配合している点滴治療が受けられます。個人のペースに合わせた通院で問題ありませんが、疲労が強いときは週に2回の点滴が理想です。平日は職場の近くでランチタイムに行けるクリニック、週末は自宅近くのクリニックなど、曜日を決めて行動範囲内にあるクリニックを選ぶと、無理なく通えます。ビタミン点滴は疲労回復に即効性があり、大切なプレゼンや会議の前に受ける方もいます」

最後にアドバイザーからひと言

「風邪が長引いている場合や、室内にいても寒い、という症状も冬の栄養失調である可能性大。数日症状が続く場合は、医師に相談してみてください」
Text by MikiOhnuki(Seidansha)