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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】女性は“オレ色”に染めやすい生きもの!?

彼女のことは真剣に愛しているけど、趣味嗜好に関してはイマイチ一致しない…。なんてささやかな不満を感じたこと、過去にないだろうか?

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

心理学者のヴァン・リューベン氏の実験内容とは?

内藤先生「女性というのは、ファッション誌などをチェックして、憧れのモデルのファッションを大いに参考にするものですよね? それは意識的であっても無意識であっても同様です。女性は男性よりも、そうした同調性が強い生きものなんですよ」

それは心理学的な実験で証明されているという。

内藤先生「オランダのラドバウド大学の心理学者、ヴァン・リューベン氏が次のような実験を行っているんです。60人の女子大生に塗り絵をさせたものですが、この際、2パターンの見本を用意しました。見本はいずれも女性の写真で、端的にいえば魅力的な女性とそうではない女性の写真です。そして、被験者が見本の女性と同じ色を何色使うかを測定したのです」

その結果、魅力的な女性の写真を参考にしたチームは5.47色、そうではない写真を参考にしたチームは3.24色使用したことがわかったという。これはそのまま、写真の女性が持つ影響力の差といっていいだろう。

内藤先生「リューベン氏はこの結果から、“女性は魅力的な同性を無意識に模倣する傾向がある”と結論付けています。合コンなどでも、女性陣が皆似たようなファッションだったりすること、たまにありませんか? これは女性特有の同調性に関係しているわけです」

なるほど。女性が流行に敏感なのも、多数派に同調するためかもしれない。

内藤先生「こうした傾向は男性にはあまり見られないように思います。とくに日本の場合は、女性は古来、嫁いだ後は男性側の家風に染まることがよしとされてきたからでしょう。女性が結婚式の際に白無垢の衣装を着るのも、いわば“あなたの色に染めてください”というアピールだとか。こうした風習が何百年と続くなかで、女性は他からの影響を取り入れやすい傾向を強めたのではないでしょうか」

う〜ん、これぞ知られざる女子の生態。つまり彼女を“オレ色”に染めるには、さりげなく自分好みのモデルに触れる機会を増やしてやればいいわけなのだ。
Text by Satoru Tomokiyo