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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】男は道具的なつながりを求める?

合コンなどで「好きなタイプは?」と聞かれた時は、つい「優しい人」とか「気遣いのできる人」と、優等生的な回答をしてしまう。でも本音をいえば、ルックスにこだわらないわけでは決してない。イイ女を連れている男性を見かけるとうらやましく思うし、逆に自分が綺麗な女性と一緒にお酒など飲んでいる時には、なんだか誇らしい気持ちになるものだ。…うーん、僕ってさもしい人間なのでしょうか?

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

男性は人間関係にメリットを求める性質がある?

内藤先生「あはは、そんなことはありませんよ。男性がパートナーに何らかの付加価値を求めるのは、ある意味、本能のようなものですから」

内藤先生いわく、男性は女性と比べて、人間関係に“道具的”なつながりを求める傾向があるのだという。

内藤先生「心理学では人間関係を大まかに2種類に分類します。ひとつは道具的なつながりで、相手との付き合いが“手段”に相当するケース。たとえばお金ですね。ホステスと客の関係などは典型的な例でしょう。もうひとつは人間的なつながり。こちらは親しみ、温かみを求める関係性のこと。ある調査では、男性は道具的なつながりを求め、女性は人間的なつながりを求める性質があることが判明しているんです」

内藤先生がいう調査とは、ニュージーランドのAUT大学の心理学者レイチェル・モリソン氏が行ったもの。445人の社会人を対象に「あなたが職場の人間関係から得られる利益は何?」とアンケートを採ったところ、女性の53%が「心理的な安心感」「感情的な満足感」を挙げたのに対し、男性のそれは35%にとどまったという。

内藤先生「一方、同じ実験で“仕事に役立つ”と答えた男性は、65%以上を占めました。つまり、男性は人間関係にメリットを求める性質がある、とモリソン氏は結論付けています。こうした道具的な価値は、利用価値や下心と言い換えてもいいでしょう」

なんだか男として哀しくなるが、「だから女性は、意中の男性の気を引きたければ、何らかの利用価値をアピールする作戦が有効ですよ。料理が上手であるとか、献身的であるとか」と内藤先生は笑う。

もちろん、世の中の男性はこんなに現金なヤツばかりじゃない、と信じたい。でも確かに、「○○してあげる」なんていい寄られたら、コロッと落ちてしまうかも!?
Text by Satoru Tomokiyo