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苦味が胃腸に効く!? 糖尿病予防にも!? 40男が春に山菜を食すべき理由

たらの芽、わらび、ふきのとうなど春の山菜の魅力となる「苦味」には、胃腸の働きの活性化、細胞の新陳代謝促進など、様々な効能が期待される。旬の味に隠された魅力について、管理栄養士の横川仁美さんに聞いた。

今回のアドバイザー
管理栄養士
横川仁美さん

メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリングなどを通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わり、活動中。相談者の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案がモットー。

山菜の独特の苦味が胃腸の働きや細胞の新陳代謝を整えてくれる

横川さん「山菜は独特の苦みがありますが、その苦みが体に良い働きをもたらしてくれます。古くから日本では『春の皿には苦みを盛れ』という言葉があるほど、独特の苦みやアクが、胃腸の働きや細胞の新陳代謝を活発にしてくれるといわれてきました。そのため特に春の山菜には、冬の間に体内に溜まった余分な老廃物を体外に出してくれる働きが期待できるのです。

例えば山菜の王様といわれる、たらの芽に含まれている苦み成分『エラトサイド』は、糖の吸収と血糖値の上昇を抑え、糖尿病予防やダイエットなどにも効果的と言われています。たらの芽は、ナトリウムの排出を促すカリウムも含まれていて、高血圧やむくみ予防効果も期待できます。さらに、アルコールの吸収抑制、整腸作用も期待できるので、ビールのお供に向いていると言えるでしょう」

旬の山菜を美味しく食べるには天ぷらやおひたしがオススメ

横川さん「山菜を効果的に美味しく食べるなら、特徴である独特の風味を楽しめる天ぷらやおひたしをオススメします。170度以上の高温で調理すれば、アクの主成分のシュウ酸が分解されるので、特にアクが強い山菜でも、苦味がやわらぎ食べやすくなります。

天ぷらやおひたしは40代の男性でも簡単につくることができますが、なかなかつくる時間を確保できないと思いますので、そのような方は、お店でぜひ旬の山菜の天ぷらやおひたしを味わってみてはいかがでしょうか」

自分で山菜を調理する場合はしっかりとアク抜きをするのがポイント

横川さん「お店で山菜を食べる分には、きちんと下処理やアク抜きがされているので問題ありませんが、自ら調理する場合、注意点があります。例えば、わらびには、発がん性物質が含まれていることがあるので、重曹と一緒に茹でてアク抜きをしっかりするようにしてください。そうすれば一度に大量摂取しない限り、食べた量を細かく気にする必要はありません。

他には、山菜の美味しさに気づくと、他の山菜を味わってみたい方もいるかもしれません。山菜のなかには、毒草にそっくりなものもあります。知らない山菜は食べないように注意してください」

最後にアドバイザーからひと言

「旬の美味しい山菜を味わってみてください。独特の苦みがクセになりますよ」
Text by Akihiro Fukuda(Seidansha)